2006年6月にオープン、大阪市西区西本町にある、スパイスカレーの人気店『バンブルビー』。
店名はエレキギターなどに使われるマルハナバチに似たパーツの名称に由来するそうです。
店主の方は長年サラリーマンとして勤務していたため、カレー店での修業はなく、スパイスの使い方を自己流で研究してきたそうです。
目標としてきたのは道頓堀にあった「モンティー」というインドレストラン。
モンティーはスパイスを全て朝挽きして焙煎して使うスタイルで、バンブルビーでも同じく生で仕入れたスパイスを、その日使う分だけ焙煎して使うそうです。
こちらのお店のスパイスカレーは、インドレストランの3倍の量と言われるほど、大量にスパイスを使用するのが大きな特徴。
ひとつのカレーには30種類くらいのスパイスを使用し、提供している9種類のカレーそれぞれで組み合わせを変えるそうです。
ハーブやスパイスが苦手な人や、刺激に弱い人にはオススメできないと言われるお店。
私は正直そこまで刺激に強いわけではないですが、適度な刺激のスパイスカレーは大好物。
どれくらい刺激的なカレーなのか、一度食べて確かめることにしました。笑
場所は地下鉄「本町駅」の24番出口から徒歩4分ほどの距離。
駐車場はありませんが、お店の南側にコインパーキングがあります。
この日は平日水曜日、お店には11時半頃に到着。
店内はカウンター7席と4人掛けテーブル×2。
この時カウンターが4席空いていて、待ち時間なくすぐに入れました。
カレーメニューは9種類。
1種類のみの単品だけでなく、3種類のあいがけを楽しめるメニューもあるので、色々食べ比べできます。
それぞれのカレーのスパイス度数が書いてあるのもわかりやすいです。
山羊が珍しくて特に気になったのですが、これは1番辛いようなのでやめておきました。笑
初めての人が特に注文するのが『3色カリー』。
こちらはとり肉キーマと、野菜orSeaFood、そして牛肉、鴨肉、マトン、とり肝の4つ中から1つ選んで注文します。
今回はとり肝を選択し、3色カリーを注文!
ご飯は白米か玄米か選べるので、玄米にしました。
【3色カリー】1200円(税込)
カレーは右上から時計回りにとり肝、とり肉、野菜。
真ん中にはヤングコーンとかを炒めたような副菜、周りにはレタスに花をトッピング。
店主が病気の療養中に訪れたジャワでカレーを振る舞った際、皿に現地の花を添えたことが好評だったことから、カレーに花を添えるようになったそうです。
玄米はかためのパラパラ食感で、全体的に結構ボリュームがあります。
まずはスパイス度数の優しい野菜カレーから。
野菜はマッシュルーム、グリーンアスパラ、芽キャベツが入っています。
芽キャベツとアスパラは結構ゴロゴロと存在が目立ちますが、食べると溶けるくらいの柔らか食感。
塩気はかなり控えめで、野菜の甘味を顕著に感じるまろやかで素朴な味わい。
しかし後味にはしっかりとスパイスが効いており、辛さは十分ありました。
次はとり肉キーマ。
どろっと滑らかなペースト状。
旨味の効いたコクのある味わいをベースに、ガツンと効いたスパイスの刺激。
私にとっては汗が一気に吹き出すくらい十分辛いのですが、まだ旨辛というレベルでかなり美味しかったです。
最後はとり肝キーマ。
こちらはレバーやハツといった具材もゴロゴロ入っています。
少し甘さの効いた味付けで、レバー特有の濃厚な味わいと、少しクセのある特有の風味が個性的。
弾力のあるハツも美味しいです。
さらにスパイス度数が上がり、私にとって食べられるギリギリくらいの辛さでしたが、汗でボトボトになりながらもなんとか完食。
個人的に今回食べた中ではとり肉キーマが1番好みでした。
確かに刺激が強いカレーでしたが、この刺激がクセになり、夢中で食べてしまう美味しさで大満足。
いつか山羊やマトン、ラムレバーなど、スパイス度数が特に高いカレーにも挑戦したいです。
ただ、もう少し鍛えてから行ってみようと思います。笑
ご馳走様でした!