「はっさく屋」(広島県尾道市) 尾道名物『はっさく大福』といえば、やっぱりこのお店! | 全国のグルメ食べ歩き

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(※訪問時期が10月中旬の時間差更新です。)





広島県尾道市、しまなみ海道の因島にある、「はっさく大福」で有名なお店『はっさく屋』。


しまなみ海道は瀬戸内の温暖な気候を活かした果物作りが盛んで、特に柑橘類は様々な種類が生産されています。


その中でも八朔は因島が発祥と言われており、19世紀半ばの江戸時代末期に、広島県因島市田熊町の浄土寺で原木が発見されたそうです。


「八朔」は旧暦の8月1日の事ですが、毎年その時期から食べられたことが名前の由来とのこと。


現在、因島田熊町浄土寺にはその原木が祀られ、上には仏像が安置されています。


境内には「はっさく」発祥の地の記念碑や、その販路拡大に貢献した田中清兵衛の胸像もあるとか。

 
はっさく屋は、2005年に尾道市因島田熊町にオープン。


現在お店がある尾道市因島大浜町(因島大橋公園内)には2010年に移転したそうです。


はっさく大福は現在広島市に移転した「もち菓子のかしはら」というお店が元祖と言われています。


はっさく屋は、かしはらの2代目である柏原伸一さんのもとで修業した、柏原伸亮さんが独立開業したお店。


はっさく大福は今や因島や尾道の名物になっており、色々なお店で販売されています。


私も何度か食べたことがある大好きなお菓子。


しかし数々のメディアに取り上げられ、全国的にも有名なこちらのお店のはっさく大福はまだ食べたことがありませんでした。


実はお店には何度か訪れたことがあるのですが、いずれも休みの日に当たってしまい、とても悲しい思いをしました。笑


後で知ったことですが、ホームページやTwitterなどで営業情報を更新しているそうです。


因島の店舗だけでなく全国に発送しているので、FAXや電話での注文も可能。


広島空港、福山サービスエリア、尾道の金萬堂本舗、東京の広島ブランドショップTAU、群馬のまるおかでも取り扱っており、販売日はホームページに掲載されています。


しかし尾道に行く機会は多いので、1度お店で買ってみようと思い、今度はちゃんと営業情報を確認してから行ってみることにしました。


さらに売り切れを防止するため、当日の朝に電話で取り置きを頼んでからお店へ向かいました。





お店は因島の北部、因島大橋の麓にある因島大橋記念公園内にあります。


因島北インターチェンジより車で10分ほどの距離。


駐車場はお店のすぐそばにありました。


この日は祝日月曜日、お店には14時前の訪問。


店舗は元々レストランだったものを市から借りているらしく、とても和菓子屋とは思えない外観。





店内には沢山のサインが飾られていました。





店内にはイートイン席も沢山設けてあり、セルフサービスで珈琲や水の無料サービスがあります。


イートイン席にはたくさんのお客さんがいて、レジの会計にも10人くらい並んでいました。


販売商品は季節によって異なり、看板商品であるはっさく大福は10月から8月頃までが販売期間。


商品一覧や、それぞれの販売期間はホームページで確認できます。


こちらのお店はそんなに商品の種類は多くありません。


この日ははっさく大福を2個、まるごとみかん大福、ぶどう甘夏大福を1個ずつ取り置き。








この時はっさく大福はまだ沢山残っていましたが、まるごとみかん大福はあとわずか、ぶどう甘夏大福は売り切れていました。


やはり取り置きしておいて良かったです。







今回は購入後、クーラーバッグに氷を入れて保冷をしながら持ち帰り、夜に食べました。


価格はいずれも税込表記です。



【左上 はっさく大福】200円
餅は広島県産もち米とみかんの皮を蒸篭で一緒に蒸し上げ、皮と餅を一緒に石臼でついて作る「みかん餅」。


中には白餡と八朔の果肉が2〜3房入っています。


八朔の果肉は時期によって熟成度が異なり、今回購入した10月中旬はまだ皮に青っぽさが残る状態。


果肉の色味も白っぽく、噛むと弾けるような硬めの食感。


餅は弾力強めでコシがあるようなもちもち食感。


酸味と苦味が結構強いですが、甘い白餡と一緒に食べるとまろやかになり、さっぱりとした味わいの美味しい大福でした。


【右上 まるごとみかん大福】250円
6月~翌年2月まで販売している商品で、小ぶりの温州みかん丸ごと1個を白餡と餅で包んだ大福。


私は縦に切ってしまいましたが、横から切ると菊模様になるのでオススメとのこと。


みかん丸1個にしては小さめな気もしますが、やはり大福1個としてはやや大きめ。


大福の中に果肉がぎっしり詰まっていて食べ応え抜群。


八朔ほどではないものの、こちらもまだそんなに甘くはなくて、酸味が強めのさっぱりした味わい。


しかしこちらのお店の白餡は柑橘の酸味を活かす絶妙の甘さで、とても美味しい大福として完成されています。


【右下 ぶどう甘夏大福】250円
福山のマスカット(シャインマスカット)と甘夏を組み合わせた大福。


8月~10月と短い期間のみ販売されるお菓子で、はっさく大福のないシーズン用のお菓子として誕生したそうです。


マスカットはかなり甘さが強いですが、甘夏の酸味と爽やかな風味が良いアクセントに。


これもまた工夫の凝らされた面白い大福でした。





この時期とは別に、2月に広島空港ではっさく大福買ったのですが、そちらの果肉はかなりオレンジ色に熟していて、甘さも強めでした。


時期の違いでこんなに変わるのかと驚きましたが、どちらのはっさく大福も絶品です(^^)


またイチゴ大福など、違う時期限定のお菓子も買ってみたいと思います。


ご馳走様でした!




はっさく屋
0845-24-0715
広島県尾道市因島大浜町246-1