「宝雲亭」(福岡県福岡市博多区) 博多名物『一口餃子』のルーツと言われるお店! | 全国のグルメ食べ歩き

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(※訪問時期が7月中旬の時間差更新です。)





昭和24年(1949年)創業、博多名物「一口餃子」のルーツと言われるお店『宝雲亭』。



創業から70年になる老舗で、現在の店主は3代目になるそうです。



1個9gという小ぶりで食べやすい形の一口餃子は、先代がいた満州の流れをくんでいると言われており、当時から形も味付けも完成していたそうです。



宝雲亭は博多中洲にある本店の他、暖簾分けのお店がいくつかあるようです。



同じ店名の一口餃子を以前長崎で食べたことがあり、この長崎のお店も、博多の宝雲亭から暖簾分けされたという情報を目にしました。



ただ長崎の宝雲亭と博多の宝雲亭の餃子は、見た感じだとあまりにも違いが大きいことに驚きました。



しかし調べても歴史の真偽についてハッキリとわからず、どういう関係なのかは謎のままです。



知っている方には是非教えていただきたいです。



長崎の宝雲亭の餃子がとても美味しかったので、博多の宝雲亭も必ず行ってみたいと思っていました。






お店は中洲川端駅が最寄りで徒歩5分くらいの距離。



錦小路沿いにあり、長浜屋台やまちゃん中洲店の隣でした。



この日は平日火曜日、お店には21時半頃の訪問。



店内はお客さん数人と空いていました。






餃子は定番の一口焼餃子、また2011年より新たにメニューに加わった、糸島半島で育つ黒豚を使った黒豚焼餃子の2種類。



餃子以外の一品メニューもいくつかあり、特にニラ卵とじは定番メニュー。



今回はソフトドリンクで烏龍茶、ニラ卵とじ、一口焼餃子一人前を注文。



メニューにはお通し200円いただくと書いてありますが、何故か何も出てこず会計は1450円でした。笑




【ニラ卵とじ】600円(税込)



トロトロっと半熟の卵に、しんなりシャキシャキとしたニラの食感。



ほんのり塩胡椒にあっさりめの中華風味付け。

ニラの風味がいっぱいに広がり、シンプルですがとても美味しいです。



量は少なくてあっという間にペロリ。

そう思うと少し高めに感じます。




【一口焼餃子1人前】550円(税込)



餃子は確かに一口という小ぶりサイズ。

皮はやや厚めでこんがりカリッとした焼き目がつけられています。



餃子のタネは牛肉3豚肉7という割合の合挽ミンチに、佐賀や淡路や高知などの甘いタマネギ、色付け程度にニラが使われるくらいで、ニンニクは不使用。



脂っこさはなくて、少しパサっとした舌触りの素朴な味わい。



福岡の老舗「ジョーキュウ醤油」を使ったタレに、薬味は名物の柚子胡椒を添えるのも福岡の餃子の定番。



こちらの柚子胡椒はそんなに辛さが強くないので、タップリ使うくらいでちょうど良かったです。



柚子胡椒と餃子の組み合わせ、ラー油よりも大好きです。




長崎の思案橋の宝雲亭で食べた餃子は、油も肉汁も染み出すジューシーなタイプだったので、今回の餃子と全然違うタイプ。



見た目だけでなく、味も長崎とは大きく異なりました。



一口餃子や宝雲亭の歴史についてはやっぱりよくわからないので、他の暖簾分け店にも行ってみて、色々勉強したいと思います。



ご馳走様でした!





宝雲亭

092-281-7452

福岡県福岡市博多区中洲2-4-20 

https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000125/