1923年創業、博多に本店を構え、福岡県内に5店、東京に2店、名古屋に1店展開している老舗和菓子店『鈴懸』。
初代の創業者である中岡三郎氏は「現代の名工」に選出された、博多における和菓子の第一人者。
元々は主に地元で愛されるお店だったそうですが、今ほど全国的に知られる存在となったのは、中岡生公氏が3代目に就任してからのようです。
鈴懸の店舗の中でも、唯一本店のみランチやパフェが楽しめるカフェが併設されているので、今回は本店へ行ってみました。
本店は福岡市地下鉄「中洲川端駅」の5番出口から徒歩1分の近さ。
福岡銀行博多ビルの1階にあります。
駐車場は近隣コインパーキングを利用。
この日は平日の火曜日、お店には16時過ぎに訪問。
この時カフェは4組12人待ち。
名簿に名前を書いて、先に和菓子コーナーで買い物しながら待ちます。
販売している和菓子は各月毎で変わり、一覧はホームページに掲載されていました。
今回は鈴懸の中でも看板商品として人気の「鈴乃最中」と「鈴乃◯ (えん)餅」を1個ずつ購入。
カフェの待ち時間は15分くらいでした。
カフェメニューはホームページで見当たらなかったので写真を撮ったものの、ブレブレで申し訳ありません。
甘味メニューはパフェやあんみつ、ぜんざい、わらび餅、かき氷、お茶と和菓子のセットなど。
食事メニューは和食と思いきや、ハンバーグやパスタ、カレーにサンドイッチなど、むしろ洋食ばかりで驚きました。
今回は人気という「すずのパフェ」を注文。
アイスがバニラ、キャラメル、抹茶、黒胡麻の中から3つを選ぶことができたので、キャラメル、抹茶、黒胡麻を選択。
【すずのパフェ】970円(税込)
水羊羹と様々な豆類、季節のフルーツ、生クリーム、自家製アイス、可愛い鈴乃最中が乗ったパフェ。
ほうじ茶もセットで付いています。
フルーツはイチゴ、キウイ、メロン、ブルーベリー、パイン、バナナなど。
豆類は小豆だけでなく、うぐいす豆も入っていました。
何より驚いたのがアイスの美味しさ。
黒胡麻はとても芳醇な風味で甘さ控えめ。
抹茶は抹茶そのままをアイスにしたかのような、強めの苦味と深い味わい。
キャラメルは濃厚で甘いのですが、洋風ではなくどこか和風の味わいで1番好みでした。
最中は餡が入っているわけではなく皮のみ。
さっくり食感に香ばしい風味で、濃厚なアイスと相性抜群。
フルーツはよく熟れてどれも甘く、柔らかい水羊羹と豆類の和の味わいに、アイスと生クリームの調和が絶妙。
思ったより和風感強目のパフェで、大満足の美味しさでした。
そして帰ってからは買っておいた「鈴乃最中」と「鈴乃◯ (えん)餅」を食べました。
【鈴乃最中】108円(税込)
鈴のデザインが可愛い一口サイズの最中。
皮には新潟産の糯米「こがねもち」を使用。
皮は香ばしいさっくり食感、中には風味際立つ大粒の餡が入っていてホクホク。
小さな可愛いビジュアルとは裏腹に、甘くてコクのある力強い味わい。
これはかなり美味しかったです。
某漫才のネタを思い出しましたが、サイズも小ぶりで、3個どころか10個以上余裕で食べられる最中です。
ギネス記録更新ですね。笑
【鈴乃◯ (えん)餅】108円(税込)
見た目はどら焼きですが、皮はふんわりした生地ではなく、佐賀県産の「ヒヨクモチ」を使用したモチモチ食感。
中はこしあん+粒あん?ホロリと口溶けの良い繊細な食感に、濃厚な小豆の味わい。
ちょうど良い甘さも絶妙で、特に皮の食感がクセになり美味しすぎました。
パフェも和菓子も絶品で、他のお菓子も色々食べ比べたいお気に入りのお店になりました。
また博多に来た際は、お土産に色々買い漁ろうと思います!
ご馳走様でした!
鈴懸 本店
092-291-0050
福岡県福岡市博多区上川端町12-20 ふくぎん博多ビル 1F