(※訪問時期が8月中旬頃の時間差更新です。)
新潟県村上市にある、石挽き蕎麦、鮭料理や地場の魚介類、村上牛などが楽しめる和風レストラン。
こちらは「株式会社 永徳」という会社が経営しているお店。
レストラン以外にも鮭を使った村上市の伝統的な名産品「塩引鮭」や「鮭の酒びたし」などを販売している「鮭乃蔵」というお店もあり、悠流里に隣接する本店と、ショッピングモール村上プラザ内の2店を展開しているそうです。
古来より村上の地は鮭にゆかりがあるらしく、平安時代中期に編纂された「延喜式」には、越後国から朝廷へ鮭を献上していた記録が残っており、そこには村上の鮭も含まれていたそうです。
江戸時代中期には村上藩の青砥武平治によって三面川において世界で初めて鮭の増殖事業に着手し、村上は「鮭の町」と呼ばれるようになったとか。
そのため、村上では実に数多くの鮭料理があるそうです。
今回村上市は通りがかっただけなので、そこまで鮭の歴史に触れる時間はなかったものの、何か食べていこうと真っ先に思いついたのが鮭。
鮭の名産品も販売している会社直営のレストランなので、何か鮭料理が食べられそうだなと思い、行ってみることにしました。
お店は村上駅より徒歩15分ほどの距離、県道3号線沿いの立地。
駐車場は隣接する鮭乃蔵と共有で35台分あるそうです。
この日は土曜日、お店へは11時15分頃の到着。
店前には既に沢山の人だかりが出来ていました。
列を作っているわけではないので、名前を書くウェイティングボード式かな?と思ったのですが、店前にあるホワイトボードを読むと、まずは店内に入って整理券を発行する形式。
この時18番まで呼び出されており、私の整理券は28番でした。
そしてこちらの整理券、なんとLINEで友達登録することで順番が近づくと通知が来ると言うかなり便利なシステム。
車の中でのんびりと待ち時間を過ごせました、これは良いですね。
大体25分くらいの待ち時間で入店出来ました。
メニューは一部のみ撮影、公式HPにも一覧が掲載されていました。
オススメメニューというのは塩引鮭やはらこ丼、村上牛など。
村上牛は新潟県村上市、関川村、胎内市で飼育された、格付等級A-4・B-4以上の黒毛和牛。
平成8年度と平成15年度の全国肉用牛枝肉共励会で最高位の名誉賞を受賞し、2回日本一に輝いているそうです。
塩引鮭も食べてみたいのですが、このとき「村上どんぶり合戦」というイベント開催中の特別メニューとして、村上牛炙り丼と鮭親子丼のセットという、とんでもなく魅力的なメニューがあったので、こちらを注文することにしました。
【村上牛炙り丼・鮭親子丼セット】1850円(税別)
丼が2つなので味噌汁がど真ん中に来るという独特の配置。
綺麗な赤身のお肉と、いくら・鮭の艶めきが眩しくて、とにかくこのセットは最高ですね。
どちらもちょっとずつかなと思ったのですが、各丼にはご飯がお茶碗一杯くらい普通にあったので、結構ボリュームあります。
具材も全然少なくありません。
村上牛は下味に塩胡椒が付いており、ポン酢を付けて食べます。
脂っこくないあっさりした肉質ながら、染み出す旨味と芳醇な肉の香り、そしてパサつかない柔らかい食感が美味しすぎました。
鮭は身は脂が適度に乗っており、しっとりとした口溶け。
いくらはたっぷりと量があって満足感高め。
プチプチと食感良く味も濃厚、醤油感も適度で美味しいです。
またこちらのいくらは、モンドセレクション3年連続金賞を受賞しているそうです。
はらこと書いているのは、村上市ではいくらをはらこと呼ぶことから。
魅力的な丼を2つ同時に食べられる贅沢、しかもどちらも美味しいという、とても幸せな昼食を堪能しました。
こちらのお店は蕎麦も自家製粉してこだわっているので、また次回食べてみたいところ。
むしろ蕎麦は看板メニューの1つでしたね。笑
それにしても良いお店でした。
ご馳走様でした!
悠流里
0254-53-6288
新潟県村上市塩町4-5