沖縄を代表する郷土料理の1つ、沖縄そば。
県内には実に多くの沖縄そばのお店がありますが、観光でも大人気の「美ら海水族館」がある本部町は、特に沖縄そばのお店が多い激戦区だそうです。
沖縄そばを扱う店は専門店以外も含めると70店舗にものぼり、県道84号線の伊豆味街道は「そば街道」と呼ばれる、沖縄そばの名所として有名に。
現在は平成22年10月17日の「そばの日」に「そばの町もとぶ」と宣言し、本部町全域を「もとぶそば街道」と位置づけ、沖縄そばの町としてPRを行なっているようです。
本部町にそばのお店が多い理由としては、戦前よりカツオ漁が盛んな港町として栄え、だしの素になるカツオや、具材に使用するかまぼこのお店が数多くあり、食材が手に入りやすかったという背景があるそうです。
また、渡久地港へと行き来する人々に手軽に食べられるそばが好まれたという説も。
お店によって様々なバリエーションがあるものの、本部町のそばに多い特徴としては、出汁にはかつおが贅沢に使われ、麺は平麺のタイプが主流とのこと。
数多くある本部町のそば屋の中でも、特に人気のツートップとして挙げられる定番の人気店が、「山原そば」と「きしもと食堂」。
今回美ら海水族館に観光に来たので、せっかくならそばの町で沖縄そばを堪能しようと、今回こちらの山原そばにやって来ました。
1974年創業の老舗で、開店前から行列ができるという人気店。
お店は県道84号線沿い、美ら海水族館から車で20分弱ほどの距離でした。
白瓦が印象的な、沖縄特有の古民家の店舗。
お店の横の敷地が駐車場になっています。
この日は土曜日の11時半頃の到着でしたが、外待ちはないものの店内は多くのお客さんで大繁盛。
やはり人気店です。
メニューはソーキそば、三枚肉そば、子供そば、ご飯とシンプルで、サイドメニューは無し。
こちらのお店では三枚肉(豚バラ肉)が乗ったそばよりも、ソーキ(スペアリブ)のそばが特に人気とのこと。
食べ歩きには嬉しい小サイズもあるため、ソーキそばを小で注文!
創業当時から継ぎ足しでスープに使用しているという秘伝のカツオと豚骨出汁、あっさりながらも旨味が濃厚なのが印象的。
麺はツルツルしこしこと、ややプリッとしたコシのある中太の平打ち麺。
4枚乗ったソーキは歯応えのある肉質、甘辛い味付けはそれ自体はややあっさりと、肉の濃い旨味が染み出します。
少し骨があって食べにくさはありますが、ソーキ美味しいです!
麺量は小でしたが、ソーキの食べ応えもあってそこそこ量があるように感じました。
軽くラーメン一杯食べたくらいのイメージです。
ご馳走さまでした(^^)
山原そば
0980-47-4552
沖縄県国頭郡本部町本部町伊豆味70-1