沖縄の代表的な郷土料理の1つ、沖縄そば。
沖縄そばは蕎麦粉を使わず小麦粉にかん水を加えて作る、中華麺と同一の製法で作られるそうです。
しかし昔はかん水が高価でもあったために入手しづらく、木を燃やして作った灰を水に溶かした上澄み液を代用して利用したそうです。
こちらのお店は、その昔ながらの伝統的な製法で、木灰水を使って作る手打ち麺が味わえるお店とのこと。
またメニューは伝統的な木灰そばのほか、「古代米のおにぎり」、昔から親しまれるという沖縄独特の泡を飲むお茶「ぶくぶくー茶」や、緑豆と押麦を煮た伝統的おやつ「あまがし」といった、沖縄感満載なラインナップなのも魅力的。
沖縄そば食べ歩きの際には、是非行ってみたかったお店の1つです(^^)
この日は平日の金曜日、お店には14時半頃の到着です。
店舗外観の予習をしていないと、お店に着いた時に本当に驚かされます。
私は事前に写真で確認して、それでもやはり改めて面食らいました。笑
民家を改装したというお店は、ツタに覆われまくった、廃墟紙一重の不思議な雰囲気。
何も知らないとまさか人気のお店とは思いません。笑
駐車場は店横の細い路地を抜けた先、小さな看板がある砂利のスペースになります。
店の周りは道も細く、駐車場への道は勾配もあるので、大型の車だと少し苦労しそうな印象です。
外から見るイメージとは異なり、店内は非常に綺麗で落ち着いた空間です。
お昼には遅めの時間のため、先客は5人ほどと空いていました。
あまがしやおにぎりが付いたセットメニューなどもありましたが、今回は木灰すばを単品で注文です(^^)
【木灰すば】650円(税込)
あっさりと澄んだスープに平打ちの太ちぢれ麺、トッピングにはかまぼこ、紅生姜、ネギ、また三枚肉と呼ばれるバラ肉が乗るのが多い中、こちらのお店は柔らかい豚ロースが乗っているのも特徴的。
鰹の味わい印象的な優しい和風スープ、うどんのつゆのようです。
麺はつるっとプリプリとした多加水系の食感で、モチモチとしたしっかりめのコシがあります。
イメージとしては福島の喜多方ラーメン系の麺が浮かびました。
また豚ロースがとても美味しい。
脂身皆無で肉の旨味がしっかり味わえ、ほろほろとした柔らかい肉質、甘めの味付けもたまりません。
結構辛くなるのであまり私は入れませんが、味変には唐辛子系の何かの薬味と、コーレーグス(島唐辛子の泡盛漬け)らしきものも。
今まで食べた沖縄そばの中でも、特に好みにドンピシャなタイプでした。
量はそんなに多くなかったので、このあと別のお店に行く予定はありましたが、あまがしとかも頼んでおいても全然余裕やったかもです。
まだまだ沖縄そばは未知すぎるジャンルではありますが、特にお気に入りのお店が見つかるとやはり嬉しいです(^^)
ご馳走さまでした!
てんtoてん
098-853-1060
沖縄県那覇市識名4-5-2