memrera(メムレラ)です。
＊私が動物との記事を書くことの
はじまりはこの記事からです。
「私にとっての動物と生きること」
例年よりもセミの姿が
少ないのではないか？
と思うものの、
日常でセミと出会うことが
多くなってきました。
先日の朝、
廊下を歩いていたら、
羽化の途中で落ちてしまった
セミに出会いました。
セミの本体にさわらないように、
羽化した殻を持ち上げてみると、
まだ元気な様子。
見た感じ、羽はもう硬化していて、
落ちた時に受けたダメージは、
修復できないかもしれない。
だけど。
私がこのいのちと出会ったその時から、
私の胸には響いてくるものがありました。
言い訳をせず、
不平不満を言わず、
未来を憂うことなく、
過去にとらわれることなく。
ただ、
「今」
その場所で生きるいのち。
その美しい姿に
私のこころは激しく震えました。
生まれてきてくれて
ありがとうございます。
出会ってくれて
ありがとうございます。
私のこころに
美しい響きを届けてくださって
ありがとうございます。
まっすぐに
「今」を生きることを
大切にします。
あなたもお幸せに。
そんなことを想い、祈り、
日中でも直射日光のあたらない
少し大きめの木に移動しました。
この地球では、
たくさんのいのちが生まれて、
そして、生きていて。
私の目に触れないところで、
たくさんのいのちのドラマがあります。
でもそれらは、
出会わなければ、知ることのないもの。
でも。
例えば、
このセミのいのちと
私のいのちが交差するその1点で、
いのちといのちが出会う時、
私はその出会いを通して、
何かを感じたくて、
何かに触れたくて、
大切なメッセージを受けとりたくて、
この出会いを自分に届けているから。
直接、目の前のいのちに
何かしてあげられることは
少ないことの方が多いけれど、
そのいのちとの出会いで、
私が１つ、愛を知ったなら、
私が１つ、優しさを思い出したなら、
私が１つ、成長できたなら、
私が、真理の光を受けとったなら。
その光を届けてくれた、
そのいのちの元にも、
同じ光が届くと教えていただいてから、
私はそのことを大切にしています。
できることはほとんどないけれど、
私たちは何かをして欲しくて、
出会っているのではなく、
その出会いを通して、
愛や優しさという
光を受け、届けるためだとしたら。
私たちが出会ったいのちに
できることはたくさんあると思っています。
この夏。
いのちと出会うたびに、
出会ったことから学び、成長し、
出会ったいのちに、
感謝と愛の光を届ていきたいと思っています。
