街頭募金に出会って | Everyday is a new day!

Everyday is a new day!

「本当の自分」と出会いたい
そして、あたたかくて、優しい毎日を
すっきりと幸せに生きたいと思い
学んだことを実践した記録です

 

 

こんにちは。

memrera(メムレラ)です。

 

先日、寒い夜。

用事を済ませて、

家に帰ろうと急ぎ足で

駅前を通り過ぎようとした時。

 

数人の学生さんが、

募金を募っていました。

 

私自身が今、

急いで帰ろうとしていた

この寒い中で、

 

かすれた声で募金を呼びかけ、

寒そうに身体をさすりながら、

必死に頭を下げている姿を見て、

 

私はふと、自分の学生時代を

思い出しました。

 

それは、私自身が街頭で

募金活動をしていた時のことです。

 

その頃の私は、

「人は本当は優しい」と

心の底から思っていました。

 

ただ、表現する場所がなかったり、

照れたり、素直になれなくて、

ちょっとこじれているだけで、

本当は人は、

みんな優しいと思っていました。

 

そんな私の通っていた学校では、

年に一度、週末の2日間、

社会福祉と社会奉仕の学びとして、

街頭募金に参加していました。

 

その場所は、

いつもどの時間も大勢の人が行き交う

大きな駅の改札前。

 

初めて参加する前、私は、

あんなに大きな駅なのだから、

たくさんの人が通るのだから、

たくさんの募金が集まるのだろうと、

ワクワクしていました。

 

ところが。

 

実際は、

ほとんどの人が通り過ぎていき、

募金はほんの少ししか集まりませんでした。

 

朝から始まり、

夕方の終わりの時間を迎える頃には、

いつの間にか、笑顔がなくなり、声は枯れて、

足が棒のようになっていました。

 

一晩で取れない疲れを背負って、

その翌日も街頭に立ちました。

 

そしてそれは、

3年間続きました。

 

3年の間、

その現実は変わることなく。

 

参加する時の私のこころには、

最初の頃のワクワクはまったくなくなり、

諦めと苦痛しかない2日間になっていました。

 

最後に参加し終わった時、

私は少しだけ、

人の優しさは違ったのかな?

そんな思いが生まれていました。

 

その時の私の疑いやあきらめを

思い出しました。

 

あの時の私のあきらめと疑いは、

違ったことが今ならわかります。

 

確かに、

私が想像していたほどには

募金は集まりませんでした。

 

でも、

 

大切そうに100円を差し出してくれた

小学生の男の子に、

 

小さな女の子が照れくさそうに

箱にお金を入れて逃げていく後姿に、

 

がんばりなさい。

と力強く言って

募金してくださった男性に、

 

いつもありがとうと、

小さな飲み物を全員分くださった

女性に、

 

その他にも

出会ったたくさんの人たちに、

私は愛をいただいていたのに、

 

私がその愛を

受けとろうとしていなかっただけでした。

 

 

誰もの胸の奥に、

ぬくもりを感じる真ん中があって、

そこには、本来のやさしさや愛がある。

 

ありがとうございます

 

の言葉を

「愛はある。」

このこころを込めて。

 

かつて、募金がうまくいかなくて

やさしさをあきらめようとした私と、

目の前で誰かのためにがんばっている

学生さんたちに、

届けさせていただきました。

 

その後、二言三言、

お話をさせていただくと、

学生さんたちは、みんな

キラキラの笑顔で、

まっすぐで純粋なこころで、

その活動をなさっていて、

 

私がさきほどまで重ねていた

以前の私とは全然ちがっていました。

 

そんなみなさんの明るさと笑顔に

私の方が力をいただきました。

 

そのあとは、

もう寒さは感じていませんでした。

 

 

こころが動いた時、

そこには私が愛に戻るために

大切なメッセージがあります。

 

私が愛に戻るために、

すべてのことが起こります。

 

そして、

私が愛に戻ろうとすることを

見えているところから、

見えていないところから、

全力でサポートしてくれています。

 

だから、

怖い気持ちも、

緊張する気持ちも、

不安な気持ちも、

全部解放して、

 

安心して、

1つずつ大切に受けとめて、

あたたかい愛になっていきたいと

思っています。