気がつけば世間は
せわしなく動いてる
移り変わる暦に併せ
心も変えようとしてるのか

きっかけは躍動の
跳躍前の踏み切りに
力を足してくれるだろうか

すぐに過去に縛られる
すぐに贖罪に囚われる

こんな弱さを嘲笑う
誘いの魔声が消えないまま
新たな日々…?
継続の日々…?

心はどちらを撰ぶのか


答えは内に有る
応えは内に有る


気がつけば世間は
せわしなく動いてる
移り変わる暦に併せ
心も変えようとしてるのか


答えを外に求めず
応えを外に求めず


靜かに 沈かに
己の時間で刻む
それだけを今は胸に…




疲れても「休んで」と言えない貴方は
ひきずる脚で扉の向こう
眠れない夜が降りてくる
消えないネオンのこの街に

雑踏を歩く歩幅はいつもと
変わらないと思って
いるのでしょう?
「強くなるよ」と呪文のように
呟く貴方を抱きしめたい

泣きたいなら泣いて
叫びたいなら叫んで
心のままに自由に翼広げて

それすら赦されない
固められた虚像
演じ続けていくこと
選んだ未来に

ほんの少しの微眠を
与えたいのに…





静寂の無音に包まれ
身を硬め 息を留めた
孤独に潰される弱さより
独りに慣れてしまえと
繰り返し 繰り返し
声帯震わす事無く
己に染み込ませた…


なのに何故また潰される
孤独に怯え もがき求める
何処から 何時から
歯車は輪廻のように
出逢いを停止させない


またすれ違い独り芝居を
消え失せる台詞を
風にのせて呟き震える


人は人を欲し止まぬ性と
誰が説いたかさえ忘却
されど気付けば同じ過ち
繰り返さんとする愚者は
己と認め 懺悔に喘ぐ


「愚かし…愚かし…」
荒波に混じり歌うは
海魔のセイレーン 誘い 拐い
どうか消しておくれ

…孤独に怯え潰される前に…