今日、国土交通省が姉歯秀次建築士の資格取り消しに向
け、偽造した動機などの弁明を聴くための聴聞会を開いた
との報道があった

その中で
姉歯建築士は不正を認めたうえで「施工などにかかわっ
た業者から鉄筋の数を減らさないと別の設計事務所に替
えるぞと言われた。仕事がなくなると困るので書類を偽
造した」と述べたらしい


「仕事がなくなると困るので・・・」と述べているが、
1級建築士なのだから偽造マンションの危険性は分かっ
ていただろう

日本における震度5以上の地震は年2~10回程度発生
しているとの調査結果もあるわけなのでいつか必ず発覚
するのは明白である

そうなれば仕事どころか資格もなくなるくらいのことは
分かるはずだが?


最後にこれ、誰の言葉か分かりますか?

孫の代まで資産価値を保つ「本物の家」をマンションで
実現することに挑戦しつづけていく

後悔しないマンション選びのポイントを提示するととも
に、「いつまでも住みつづけたい」都市型マンションラ
イフについて解説する


これはヒューザーの小嶋進社長の著書
 「ヒューザーの100m2超マンション物語 」に書いている
内容らしいです

なんだか書いてることとまったく反対のような気がするが
今日も耐震強度偽造問題についての話題

先日の記事「優良物件、受賞マンションも安心できない!
に続いて、ヒューザーが優良会社であるとの認定を受けてい
るのを発見した

それは
2005年8月26日付で国際品質保証規格である「ISO 9001」
認証を取得しているのだ

ISO9001は製品の品質保証と、顧客満足及び改善を含む組織
の管理までにおよぶ品質マネジメントシステムの要求事項を
規定した国際規格で、継続的な改善を目的に、最低限きちん
と行うべきことを定めているものらしい

規格への審査登録により、企業は効果的な品質マネジメント
システムを実践し、規格のすべての要求事項を満たしている
ということを証明することができ、公正な外部の専門組織で
ある審査登録機関が、実地審査を行い、その企業が規格に適
合しているかどうかを判断され認定を受ける

つまりこれによるとヒューザーは国際規格的にも優良会社で
あると証明されたわけである

「最低限きちんと行うべきことを定めている・・・」?????

これを見た顧客ははますます安心して物件を購入することに
なる

なのに今回のような事件がおこるわけで・・・

今回の事件で、民間審査機関をはじめ、国際規格認定や様々
な賞の認定機関までもが、いい加減な審査を行っていること
を露呈してしまったような



耐震強度偽造問題ですが、建物に欠陥があった場合の賠
償などは「瑕疵担保責任」から、売り主が責任を負うこ
とになるらしいです

ただ、今回のケースは賠償規模が大きすぎるように思い
ます

例えばヒューザーの場合、現在分かっている7棟を建て
替えるのに約50億円必要とのことです

しかし、今回の事件で
会社の信用失墜・・・
物件の新規購入者激減・・・
経営悪化・・・

となって、最悪の場合倒産して補償ができない可能性も!


だが、今日国土交通省はマンションに住む住民が売り主
などから十分な補償が受けられない場合、必要な経費を
支援するとの検討をしているようなので、まずは最悪の
事態は避けられそうです

ヒューザーについてですが
日本のマンションの常識を変えてた会社として「ヒューザーのno.1戦略 」に
書かれているようです

日本のマンションの常識を変えたほどの会社がなぜこのような
ことを・・・

なんと今日までに判明した、耐震不足マンションのうち
東京・江東区の「グランドステージ住吉」は今年、日本
住宅建設産業協会の優秀事業賞を受賞しているようです

建築主のホームページに掲載されています(21日現在)
http://www.huser.co.jp/jisseki/index.html

いったい、何を基準にした賞なのでしょうか?

物件購入者としては、「○○賞を受賞した物件・・」と
うたわれていれば「いい物件だ」と思ってしまうでしょ


前回書いた記事 のように、姉歯秀次建築士以外にも同様
なことをしているものがいないとの保障はないのです

うちは優良物件だから・・・といって安心してられない
ようです
姉歯建築設計事務所が耐震強度を偽造したマンショ
ンのうち、東京都内の2棟が震度5強程度の地震で倒
壊する恐れがあることが20日、不動産会社が調査して
分かったらしいです                   
                            
不動産会社は入居者に退去を要請、「転居費用は全額
負担する」とのこと

これで千葉県船橋市と川崎市のマンション2棟と合わせ
計4棟になりました。

昨日の書いた記事 のとおりやはり出てきましたね


建築士は「コスト削減のプレッシャーがあった」と語っ
ていました
建築主が建築士にあまりに無理なコスト削減を要求する
のはいかがなものでしょう?