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韓流ドラマのここが好き

韓流ドラマ・映画・K-POPの個人的な感想と楽しみを記録するブログ

こんにちは、お久しぶりの更新です。

最近見かけた電車内の広告ですが、

「ノジマ エアコン すごい」

というコピー。

検索窓仕立てなので、まぁ、そうなんですが、

並べただけで文章にはなっていません。

 

でも、すごい訴求力あるな~、と思います。

 

なんかこう、小学校から、

一生懸命国語とか習って、

文学的表現とか、論理的な文章構成とか

身に着けるわけじゃないですか。

でも、こういう「言葉並べただけ」

でも、すごく伝わるもんですよね。

 

何が大事か、って、

伝わることですからね。

 

で、

 

相変わらず韓流ドラマを見ているわけですが、

 

今GYAO!さんでやってる

「密会」という

不倫&歳の差恋愛ドラマを見ています。

 

ユ・アインが友人の女性に

「ノ ナアンテ ヨジャ アニャ」

っていうんですが、

 

意味合いとしては

「俺にとって、お前は女じゃないんだ」

です。

 

「ノ(あなた) ナアンテ(私に) ヨジャ(女) アニャ(否定)」

つまり

「キミを女性として見れない」

って

恋愛対象ではないよ、と、

振っているんですね。

 

けっこうなセリフなのに

 

短か!

という印象。

 

韓国語は、非常に

合理的な言語のように思います。

 

この

「並べただけ感」

が、すごい。

 

日本語だと同じ事を伝えようとしても

なんかグダグダ感がありますが、

韓国語の殺伐とさえした合理的さに

日々感動しています。

 

ではまた。

フォコン氏の写真作品の

最大の特徴は、

マネキンを使う点です。

 

ベルナール・フォコン作品

 

マネキンのもたらす不思議な世界が、

フォコン氏の作品の核です。

 

ベルナール・フォコン作品

 

無機質なマネキン少年の世界が

写真で現実のリアルと融合する感覚が

面白かったのです。

(すごいザックリとした説明ですみません

 

防弾少年団の作品には、

マネキンは使われていません。

この時点ですでに盗作云々は

成立しにくいと思います。

作家性に浸食していませんからね。

 

しかし、知ってか知らずか、

マネキンに寄せる防弾少年団。

メンバー達は、

テキトーにやってるだけでしょうが、

いろんな意味で面白い…。

 

今、防弾少年団のファンの子たちは、

ニュースで聞いて

「フォコンって何?誰?」

って感じだと思います。

よくわからなくて

黙殺扱いかも。

 

私のように30年前から

フォコン作品を大好きで、なおかつ

現在、防弾少年団が好きという人間は、

かなりマイノリティだと思います。

 

なので防弾少年団を見て

「フォコンぽい」なんて思う人は少ないし、

ましてやブログで書く人も少ないでしょう。

フォコン氏がこんな風に声をあげる前に、

大勢の人が「あれはフォコンだね」って

騒いであげていれば、

自然とフォコン氏に注目が集まって、

オマージュが成立して、

自然と防弾少年団とのコラボ企画なんかが

発生したりしたのかもしれなかったですね。

 

ベルナール・フォコン作品

 

要求が通らなかったら

防弾少年団のパロディを発表しちゃうぞ!

とか、フォコン氏が脅迫めいたコメントを

発表しているようなので、

そのうち面白いモノが見れるかもしれません。

 

コラボ企画ではなさそうですが、

どうなっていくのか、いずれにしても、

あまり揉めずに、楽しめる雰囲気で

展開すればいいなぁと願っています。

 

喧嘩するほど仲がいい、とも

言いますし。

 

ベルナール・フォコン作品

 

ベルナール・フォコン氏には、

感じ悪いことはしてほしくないので、

日本の片隅から切にお願い申し上げます。

 

おしまい。

 

全部読んでくれた人、

ありがとうございます。

 

ちなみにオマージュの有名どころ。

これぞオマージュの例を2つ紹介します。

どちらも、ちょっと怖いシーンなので、

苦手な人はスルーしてください。

 

<オマージュその1>

映画の歴史に残るソ連の名作

「戦艦ポチョムキン」

乳母車落ちるオデッサの階段シーン

 

 

こちらを映画

「アンタッチャブル」でオマージュ。

 

 

<オマージュその2>

ダイアン・アーバスの写真を

 

 

映画「シャイニング」でオマージュ

 

 

 

つまり、見た人が一瞬で

「あ!これはあれだ!」ってなるのが

「オマージュ」だと思います。

 

でも「アンタッチャブル」の場合は、

ウィキペディアによれば、

本当はアクションシーンにしたかったけど、

予算の関係で階段落ちにしてみた、

という経緯らしいので、

最初からオマージュしようという意図は

なかったようです。

 

つまり、もう

「階段からベビーカー落ちる」というのは、

すでに映像業界ではひとつの表現手法であり、

それをしたからといって盗作とは言われない。

期せずして作品に盛り込まれても、

一般大衆が名作の記憶から

「オマージュだ」と認識するだけのこと、

なんですね。

 

ベルナール・フォコン氏が精力的に

作品を発表していたのは30年も前です。

当時は新鮮でセンセーショナルな

イメージだったかもしれませんが、

表現というものは、よくも悪くも

大衆に消費されていくものです。

30年の間に、フォコン氏がつくりだした

「少年の世界観」やイメージは

「作家性の高い特殊な表現」から

「よくある表現」に変化したと言えます。

その表現は、今では一般的な

「手法」になっているのです。

 

ベルナール・フォコン氏は、

フランスの有名な写真家ではあるけれども、

現在は、あまりその名を

耳にする機会もなかった。

どちらかというと、

忘れられていた存在だったので、

防弾少年団の作品が名を馳せても、

フォコン氏の名前は馳せなかったわけです。

 

フォコン氏が今でも話題作を

提供し続けている

第一線で活躍する写真家だったら、

そっと真似されることも

なかったかもしれません。

自分から声をあげなければ、

気づいてもらえないという立場

からの訴えなので、

「オマージュしたと言って欲しい」

っていうのは、本当にゴリ押しだなぁ、

という印象です。

ノイズ・マーケティングであるとか

言われてしまうのも仕方ないですね。

 

すべては、防弾少年団が

有名になったからこそ、であります。

 

ベルナール・フォコン氏の方こそ、

彼らにオマージュを贈ったらどうですか?

 

というのが、私の意見です。

 

つづく

 

 

私はベルナール・フォコン氏の作品も

防弾少年団の作品も、どちらも好きですから、

あまり喧嘩しないで、

仲良く解決してほしいんですが、

ベルナール・フォコン氏は、

防弾少年団のことが嫌いなんでしょうかね?

それとも好きなんでしょうか?

同じような世界観を創作しているわけですから、

仲間になればいいのにね。

 

ベルナール・フォコン作品

 

すでにフォコン氏が

喧嘩売った形になっているので、

この状況からは難しいですかね…。

 

結局、「少年」というコンセプトを

最大限美しく演出しようとしたら、

表現が期せずして似ることは、

十分あり得るし、ある程度、

表現手法として確立されているものを

「自分のオリジナル」であると

主張することの難しさも、

この問題では提起されていると感じます。

 

「オマージュしたと言って欲しい」

というのが、フォコン氏の意志のようですが、

先に書いたように、撮影のための

情報ソースのひとつとして、

フォコン氏の作品が資料的にまぎれこんだだけ、

という可能性もあるし、スタッフの誰かが

フォコン氏の熱狂的なファンだったとしても、

そのスタッフが防弾少年団の創作物に対して、

どの程度の発言権やかかわりがあるか

未知数ですし、そこにオマージュがあるか?

というと、あまり感じられない、

というのが、私の個人的な見解です。

 

ベルナール・フォコン作品

 

オマージュというのは、

その作家や作品に対する

尊敬の気持ちから発生するものなので、

仮にオマージュとしての表現だったら、

おのずと制作物にフォコン氏に対する

メッセージなりが付属するものだと思いますし、

すでにビッグヒット側からの

「関係ないね」的な表明が出てる以上、

フォコン氏が一方的に

「オレを尊敬してると言ってくれ」

と騒いでるだけ、という印象を受けます。

 

つづく

 

 

 

 

ベルナール・フォコン氏の立場

になって考えると、

声を上げたくなる気持ちもわかります。

 

防弾少年団の活躍が世界的になって

評価が上がっていく中、

フォコン氏の周囲にいる人々が、

 

「今話題になっている防弾少年団の

美術はあなたが担当しているのですか?」

 

と質問したかもしれません。

そのくらい雰囲気は似ているので。

 

そしてフォコン氏は

「自分の作品に酷似しているものが、

世界的に売れている」

と確信したのでしょう。

 

もともと自分がつくってきた世界観を

利用されたと感じたのでしょう。

 

「これは私の作品の世界だ」

という主張をしたい気持ちは、

よく理解できるところです。

 

でも、どこまでが

「私のもの」

なのか?

 

少年たちのいるシチュエーションや、

構図など、そこまでフォコン氏に

著作の権利があるのか?

というと曖昧です。

 

そこまでは権利を

主張できないんじゃないの?

と、思いますが…。

 

ビッグヒット側の

「類似性の主張に対して、

主張が成立しないとの我々の立場を伝えた」

っていうのは、

まぁ、そうだよね、と思います。

 

ビッグヒット側は、

「撮影する時によく使ったり思い浮かぶ

アイディアである」

とも言っているそうです。

 

この発言は、フォコン氏に対して、

ちょっと失礼な感じもしますが、

これも、まぁ、そうだよね、と思います。

 

防弾少年団 FAKE LOVE musicvideo

 

防弾少年団 MIC DROP musicvideo

 

防弾少年団のPVによく登場する、

意味もなく炎が燃えている

シチュエーションなどは、

フォコンの写真がアイディアソースに

なっているようにも感じますが、

「撮影する時によく使ったり

思い浮かぶアイディアである」

にもそれなりの説得力があります。

 

つづく