Azure ADを利用してノーコーディングでWebアプリに認証機能を実装する | あいうえお

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Microsoft AzureのAzure Active Directoryを使って、Webアプリケーションの認証機能を実装しようと思います。

これが、笑っちゃうくらい簡単にできちゃいます。


最近、仕事でコードを書かない自分なのですが、

一昔前まで、企業システムでアプリを作ると、認証機能を毎回作ってました。

これが、自分でコードを書かなくてもよくなるのです。

(これが、時代の進化っすかねー??)


ということで、早速作ってみましょう。


1.Azure ADの作成


  いきなりですが、手順を割愛します。


  今回は、yatestdemo01adを作成しました。

  この場合、ドメイン名は、yatestdemo01ad.onmicrosoft.comとなります。


  Office 365をさわったことがある方は、onmicrosoft.comというのは

  なじみがあると思います。

  実は、Office 365もAzure Active Directoryを使っているのですよね。


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2.Visual Studioの操作


新規プロジェクトを作ります
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Webアプリケーションなので、ASP.NET Webアプリケーションを選択します。
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赤枠で囲った、「認証の変更」をクリックします。
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「組織のアカウント」を選択して、ドメインに使用するAzure ADのドメイン名を設定します。

今回は、手順1で記載した、「yatestdemo01ad.onmicrosoft.com」です。
設定したら、「OK」ボタンをクリックします。

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すると、テスト認証が走るので、Azure AD上のユーザで認証します。

ちなみに、Azure ADのユーザには、Azureのサービス管理者も追加されているはずなので、それで認証しちゃってもOKですよ。
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元の画面に戻るので、「OK」をクリックします。

今回の手順では、「クラウド内のホスト」にチェックをつけ、「Webサイト」を選択しているので、Azureへのデプロイは発行するだけですね。
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Azure Webサイトで使用するDBを聞かれたので、ひとまず、何も設定せずに「OK」しました。

ただ、ちゃんとしたWebアプリを作るときはここで設定してもいいと思いますし、あとから、Web.configを編集うしてもいいですね。
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デフォルトでやってたので、ソース管理に追加するがチェックついてたので、

こんな画面も出ちゃいました。

Team Foundationバージョン管理を選択した場合、ローカルのTFSサーバも選べますが、Visual Studio Onlineを使うこともできます。
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ということで、やっとVSでソリューションができました。

ということで、いきなり発行してみましょう。
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設定の画面で、「組織認証を有効にする」を選択し、ドメインを入力します。
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そして、「OK」ですね。
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発行が終わると、アプリが起動します。

で、認証画面表示されます。

が、多分この画面は出ずに、認証した状態でアプリが起動する方も多いと思います。

Azureのポータルにサービス管理者でログインしているケースがそうですね。

理由は、Azure ADにデフォルトでサービス管理者はユーザ追加されているので、すでに認証済みな状況だからです。

そんな時は、一度サインアウトしてからもう一度認証しましょう。
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認証できました。
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ということで、1文字もコード書いてないですよね。

とても、簡単!!


余談ですが、

この記事書こうって思ったのが、9/14なのですが、9/15にAzure AD BasicがGAされました。

http://blogs.technet.com/b/ad/archive/2014/09/15/azure-active-directory-basic-is-now-ga.aspx


Azureは、いきなりサービスが提供されたり、正式サービスとなったり、サービスの展開速度が無茶無茶早いです。。


また、Azure Active DirectoryのBasicとPremiumは有料ですが、Volume Licensingによって管理されているようです。