
「48歳で認知症になった母」美齊津康弘 著
若年性認知症を知っていますか?
認知症は高齢者だけの病気ではありません。
介護保険が始まる前は
主に家族が介護を担っていました。
著者の美齊津康弘さん(やっちゃん)は
1980年代当時、小学生でありながら
若年性認知症になったお母さんの介護を
一手に引き受けていました。
大好きなお母さんが壊れていく。
甘えたい盛りの子どもには
大変辛い重荷だったことでしょう![]()
やっちゃんのような子どものことを
ヤングケアラーと言います。
ヤングケアラーとは若くして
家族のケアをする子どものことで
周囲の人は窮状に気づきにくい
と言われています。
お母さんと自分を
誰も助けてくれない悲しみ。
美齊津さんはこの辛い経験を
最近まで公表できなかったそうです![]()
超高齢化社会の現代
日本人の寿命は年々伸び続け
団塊の世代が
後期高齢者になりつつあります。
その介護を担うのは冷遇されて
見捨てられてきた氷河期世代です。
小泉純一郎政権と竹中平蔵氏の
間違った政策のせいで
低賃金の非正規労働者が増えたのが
氷河期世代です。
当然、未婚率が高いです。
政府は非正規で働く女性は
結婚するから低賃金でも
大丈夫だと思っていたそうです。
非正規の男性が多いのに
どうやって女性や子どもを養え
というのでしょうか???
少子化対策は30年遅い
氷河期世代の子どもは
そろそろ結婚適齢期を迎えます。
未婚率が高く少子化なのですから
介護者や財源は
これからも減り続けるでしょうね。
辛口ですみません。
竹中さんは中抜きでいくらの資産を
築いたのでしょうか![]()
ビル・ゲイツや
ジェフ・ベゾスを見習って
少子化対策など
社会の為に寄付してはいかがですか。
それと、企業は内部留保をやめて
社員の給料に還元する
勇気を持って欲しいです。
話がそれました![]()
過去、現在、未来の介護者たちへ
コミックなのでとても読みやすいです。
私たちの周りにいるかもしれない
ヤングケアラーに思いを馳せながら
読んでいただきたいです![]()
読売新聞のWebサイト、ヨミドクターで
コミックの一部を読むことができますよ。
こちら![]()
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