こんにちは!
フリーアナウンサーの三木 恵です。
話し方レッスンの体験で特によくお悩みについて
わたしの基本的な考えをご紹介するシリーズです
これまでにご紹介したお悩み
①自分の声がキライ
②考えをパッと言葉にできない
③緊張して思うように話せない
今回は、
「アドリブに弱い」
というお悩みについてです!
プレゼン後の質疑応答で想定外の質問がきたとき… とか!
------------------------
よく聞くお悩み
アドリブに弱いです。
あらかじめ準備したこと、練習したことしか話せません。
------------------------
突然話を振られたり、
予想してなかった話に発展したり、
回答を準備していない質問をされたり…
考えただけで胃がキューッとなる!という方もいらっしゃると思います。
でも、
わたしたちは一人一人台本のない人生を送っているわけで、
避けては通れないのが「想定外」、そして「アドリブ」。
つまりアドリブが求められる機会というのはけっこう多い!
だからこそ対応できないのがツライですよね
実は今日開催した体験セッションでもこの話が出まして、ブログにも改めて書いておこうと思った次第です。
臨機応変なアドリブというのは決して簡単なことではありませんが、
対応力を発揮するために欠かせないポイントを押さえておくだけで、かなり効果があります。
それは、
「自分はなんのために話しているのか?」
を意識すること。
話している目的、ゴールを明確にしておくことです。
ゴールさえはっきりしていれば、想定外の質問であってもどう答えるべきかの切り口はおのずと見えてきます。
また、趣旨から外れるため答える必要がないと判断することもできます(「後日あらためて回答します」とお伝えするとか)。
いつもブログを読んでくださっている方はお気づきかもしれませんが、実はこれ、前回のお悩み「緊張して思うように話せない」と同じ対策なんです!
そもそも「緊張する」って「不測の事態が不安」という理由が大きいので、「アドリブ(不測の事態)に弱い」とかなり重なるお悩みなんですね。
お仕事でなにかするときは「目的」を意識するのに、話すときには「目的」をおざなりにしてしまうことは案外多いもの。
だからこそ「目的」を意識するだけで心持ちが大きく変化しますし、
当然ながら、ぐっと伝わる話し方になります
加えてもう一点。
そもそもアドリブはアドリブであるから難しいのです。
事前に準備して話す場合は、アドリブに頼らずに済む準備をしておく、という工夫も効果的です。
「想定外」を最小限にしておく準備ですね!
たとえばプレゼンの質疑応答で想定外の質問に回答するのが不安なら、「想定外」の質問を「想定」しておくということです。
周囲の方に協力してもらって、どんな質問がくる可能性があるか、一緒に頭をひねってもらうのもいいですね!
予想できる質問はその回答を用意しておくことで「想定内」になります。
さらには、「想定外の質問がきたときの対応」を用意しておくとカンペキ!
本番で想定外の質問がきたら一貫して
「確認してあらためてご連絡いたします」
と答えると決めておく。といった具合です。
ここまですればアドリブに頼らざるを得ない出たとこ勝負の状況はそもそも生まれにくいのです。
ちょっと準備に時間はかかりますが、アドリブに弱くて悩んでいる方はやってみる価値ありですよ
------------------------
よく聞くお悩み
アドリブに弱いです。
あらかじめ準備したこと、練習したことしか話せません。
↓
お答え
話している目的を明確にして、アドリブの指針にしましょう。
また、そもそもアドリブに頼る状況にならないように準備しましょう!
------------------------
…というのがすぐに効果が期待できるポイントなのですが、
それはそれとして。
冒頭でお伝えしたようにわたしたちは台本のない人生、いわばオールアドリブな毎日を送っているので、
やっぱりそもそもの「対応力」を上げることができればうれしいですよね。
その観点でいうと、
「想定外に挑戦する」
これ以上に効果的なことはないと思っています。
対応力の底上げをじわじわとしていく行動。
まさにわたしのレッスンが多くの話し方教室と異なり「即興」を重視している部分です
これについてはまた改めて書きますね!
「想定外に挑戦する」…うーん、エキサイティングな響き!!\(^o^)/
***
体験セッションでは個別の状況をお聞きしてさらに詳しくアドバイスさせていただいています。
こういう場合はどうなの?と気になることのある方はぜひこの機会にセッションへどうぞ。
3月分、残席1です!!