動画を撮りたくなったら<その2> 5秒でそっ閉じされてます | 伝え方コンサルタント・三木恵の「心を動かす話し方」

伝え方コンサルタント・三木恵の「心を動かす話し方」

\「あなたに会いたかった」と言われる話し方レッスン/
伝える力でもっとのびのびと活躍しましょう!
●元ラジオ局アナウンサー
●即興アクター(インプロ、プレイバックシアター)
●話し方・コミュニケーション指導1500人
●大学・企業研修

 

動画で商品やサービスを紹介してみたい!
とわくわくしている起業家さんに贈る、

 

とにかくここをおさえれば
確実に動画のクオリティが上がる!
シリーズです。

 

<その1>はこちら
ゴールがなければチラ裏動画!

 


今日は<その2>
動画に出演するときの話し方についてです。

 


 


まず前提として、

 

たとえば5分の動画を撮るときに
最初から最後までずっとすばらしい喋りをする必要はありません。

 

もちろん、すばらしいに越したことはないですが…

 


考えてみてください。

 

動画を見ている方が
一番求めていることはそこでしょうか?

 

 

 

ちがいますよね。

 

<その1>でお話しした「ゴール」

 

「〇〇について紹介することで、
◇◇さんに☆☆になってもらう動画」

 

動画を見ている◇◇さんにとって、
動画を見ることで☆☆になることのほうが
大切なのです。

 

 

☆☆になった!と感じられれば、
動画の喋りが多少たどたどしくても、
満足してもらえるはずです。

 

 


とはいえ、
あまりにもぐだぐだな喋りはNG…

 

そこで、今日のポイントです。

 


最初の5秒で視聴を、
最後の5秒でリピートを掴む!

 

 

 

5分の動画でずっとすばらしい喋りをする必要はないとお伝えしました。

 

でも、最初の5秒と最後の5秒だけは、
あなたの持てるすべての力でパフォーマンスしましょう!

 

 

動画の中間部分はアドリブ的に
喋るところがあってもいいですが、
最初と最後だけはキャッチ―な原稿を用意します。

 

そしてしっかりとカメラを見て、
つっかえたりせずなめらかに喋る。
つっかえたら撮り直しです!ハッ

 

声のトーンはもちろん、
表情、姿勢、手の位置、指先まで意識して
最高の言葉とあなたを出し切りましょう。

 


最初と最後のクオリティを高めれば、
動画全体のクオリティがぐっと上がります。

 

逆に、中間部分に最高のパフォーマンスがあったとしても
最初と最後がまずければ
動画全体の印象がまずくなります。

 


特に最初の5秒は命です。

 

動画は最初の15秒で
半分の視聴者が離脱すると言われています。

が、実際は15秒と見積もるのは長すぎです。

 


もしわたしが動画の中で猫背気味に立ち

 

「はい~、それでは、
えーー今日は発声の仕方について
動画でご紹介してみたいと思いますー。」

 

ってかんじで喋っていたら、どうですか?
15秒も見続けます??

 

たぶん、

「はい~、それでは、」
の時点でそっ閉じされちゃいます。

 

 

では、
カメラに向かってスッと立ち、よく通る声で

 

「Skype越しでも思いを伝える、心を動かす!
豊かな感情表現のための発声方法をご紹介します。」

 

と、ハキハキと喋ったら、どうでしょうか?

 

少なくとも内容に興味のある方は
続きを見てくれるのではないでしょうかキラキラ

 


最初の5秒は、まずその動画を見てもらえるかどうかのカギです。

 

原稿、喋り方、声、表情…
全力を注ぎましょう!

 


そして最後の5秒、
こちらは動画の「リピート」を左右します。

 

動画の内容を簡潔にまとめて伝え、
印象のよいあいさつで終えることが必須です。

 


動画のゴールのことを思い出してください。


「発声の仕方について紹介することで、
起業初期の女性が
SkypeやZOOMでも感情豊かな声で
話せるようになるための動画」

というゴールだとしましょう。

 

動画の最後5秒は、
動画を見た方がゴールに達するための
導入にならなくてはいけません。

 

そう、動画の「最後」ですが、
動画を見た方からすると
その後の自分のアクションへの「導入」なのです!

 


そのように意識すると、
「はい、今日はここまでです~。
ありがとうございました、また見てくださいね~」
なんてのんびりした挨拶で終えるのが
いかにもったいないかということがわかりますよね。

 

見た方に影響を与える導入として

内容をきちんとまとめ、好印象を残すことで

「また見たいな」と思ってもらえ、

リピートにつながるのです。

 

 

まとめます!

 

動画全編の話し方をすばらしくする必要はありません。
ちょっとくらいつっかえてもOK!
その代わり、最初と最後の5秒には全てを出し切りましょうラブラブ

 

 

 

 

力の入れどころをおさえて
上手にクオリティをあげちゃいましょうね。

 

次回はシリーズ最後、
<その3>インタビュー時の話し方について。


お楽しみにどうぞ!