和音の種類を表すのに使われる記号

国・流儀によって違います。

 

ポピュラー和声でも、調号に左右されずにスケール上の位置と機能を表記するディグリーネームという和声表記法があります。

ダイアトニックコードの表し方

和音の位置を固定するために調を書きます。

長調は大文字で、短調は小文字で書きます。

ハ長調ならば、C:

イ短調ならば、a:

 

古典和声では、例えば、変ト長調をGes:のように書くことがあります。

本ブログでは、G♭:と表記することにします。ドイツ語での音名を知らないと分からないというのを避けるためです。

3和音

 

第1音(根音)上の和音はⅠ、以下同じようにその調のスケール音の順番がそのスケール音上に作られた和音を表す記号となります。

 

数字はローマ数字を使います。

4和音

 

セブンスは、第7音の付加された和音ですから、ローマ数字に7を添えます。

 

厳密には、最低音から7度の音を加えたことを表示しています。

 

構成する音を表す数字は算用数字を使います。

 

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単音程とは1オクターブ(8度)以内の音程、複音程とはそれを超える音程のこと

音程の取り扱い

音程は、単音程で表されることが多いです。

        

1小節目の音程は6度です。2小節目は13度となります。

しかし、音程を考える上では2小節目も6度とみなして取り扱います。

複音程

 

オクターブを超える音程ですから、8度以上の音程となります。

 

※ポピュラー和声では、単音程であってもテンション等は、2度を9度、4度を11度、6度を13度と呼びます。複音程ではないので、注意しましょう。

複音程の扱い

複音程は音の関係を掴みやすくするために単音程に直して音程を考えます。

     

12度であれば、8度+5度ですので、5度の音程と捉えます。

 

複音程-7×n = 単音程

n:オクターブの数

 

12度を「オクターブと5度」と呼ぶ場合もあります。

 

2オクターブ以上離れた音程も単音程に直して考えます。

 

例)24度は3度です。(3オクターブと3度)

 

※(24-7-7-7=3)

転回してできた音程は元の音程の長短、増減が逆になる

完全音程は変わりません。1度や8度では例外が生じます。

転回

2つの音の低い方を1オクターブ上げ、高低を逆にします。
 
 
俗に「ひっくり返す」と表現されます。

転回と音程の関係

オクターブをある音で分割すると、上下に音程ができます。逆にある音を中心にして度数を与えて、全体でオクターブになるようにすると、上下に音程ができます。

ドと幹音の音程を転回してできる音程

 

1度を転回してできる音程は8度 …

 ド-ド: 完全8度 … 協和音程

2度を転回してできる音程は7度 …

 レ-ド: 短7度 … 不協和音程

3度を転回してできる音程は6度 …

 ミ-ド: 短6度 … 協和音程

4度を転回してできる音程は5度 …

 ファード: 完全4度 … 協和音程

5度を転回してできる音程は4度 …

 ソ-ド: 完全5度 … 協和音程

6度を転回してできる音程は3度 …

 ラ-ド: 長6度 … 協和音程

7度を転回してできる音程は2度 …

 シ-ド: 長7度 … 不協和音程

8度を転回してできる音程は1度 …

 ドード: 完全1度 … 協和音程

 

転回でできる音程は、8度をある音で分割したその上下の音程です。長短のあるものは逆の関係になります。

全音は2種類、半音は3種類の音程が存在する

純正律は、平均律と違い、1オクターブを構成する12音の音程は一律ではなく、隣り合う音同士の間隔も、以下に示すように何種類もありました。

 

全音(7音音階)をダイアトニックと呼ぶように、半音のことをクロマチックと呼びます。

クロマチック体系

  区間   名称    比 
 ド~ド#    短半音   24:25 
 ド#~レ    長半音   15:16 
 レ~ミ♭   最大半音   25:27 
 ミ♭~ミ    短半音   24:25 
 ミ~ファ    長半音   15:16 
ファ~ファ♯   短半音   24:25 
 ファ♯~ソ  最大半音   25:27 
 ソ♯~ラ    長半音   15:16 
 ラ~シ♭   最大半音   25:27 
 シ♭~シ   短半音   24:25 
 シ~ド    長半音   15:16 

(J.-Ph.ラモー「和声論」より)

 

では、ダイアトニック(全音)はどうなっているのでしょう。

ダイアトニック体系

  区間   名称    比 
 ド~レ    短全音   9:10 
 レ~ミ    長全音   8:9 
 ミ~ファ    長半音   15:16 
 ファ~ソ    長全音   8:9 
 ソ~ラ    短全音   9:10 
 ラ~シ   長全音   8:9 
 シ~ド   長半音   15:16 

(J.-Ph.ラモー「和声論」より)

全音も2種類あります。

 

音と音の隔たりを度数で表したもの

度数

音名を低い音から高い音へ向かって順に数えたものが度数になります。CとCならば、C一つなので「1」と数え、1度です。CとGならば、C、D、E、F、G5つなので5度となります。

 

 

楽譜では、五線とその間の数を数えれば、それが度数となります。

 

ただし、度数を数字だけで表すのは正確ではありません。

1オクターブは7音ではなく、12音でできており、その上、7つの幹音(ドレミ…)の間隔も同じではないのです。

半音と全音

ドとレ、レとミ、ファとソ、ソとラ、ラとシの間には派生音というピアノの黒鍵に当たる音が挟まります。

このため、これらの幹音の間隔はミファやシドの場合の倍、2つ分空いていることになります。間に派生音を挟んだ隣同士の幹音の間隔を全音と呼び、派生音も含めた音(1オクターブ12音)同士の間隔を半音と呼びます。

全音と半音の関係は、 全音 = 半音 + 半音 です。

短と長…2音間の距離の細かな違い

ミとファ、ファとソの度数はどちらも2度です。

 

 

ミファは半音、ファソは全音の間隔です。ミファの間隔は狭く、ファソは広いです。ミファは短い2度なので2度に付けて短2度、ファソは長い2度なのでを付けて長2度と音の間隔の違いを明示して呼びます。

 

このように2音の音程は2音の位置によって同じ度数であっても間隔に違いが生じます。

度数だけでなくより詳しい音程は、度数の前に間隔の違いを示す言葉をつけて表します。

より詳しい音程の分類

長音程と短音程(度数に長、短がつく)
完全音程(度数に完全がつく)
増音程と減音程(度数に増、減がつく)

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