ミドル、ベースに全音符のメロディーをつける

定旋律をトップボイスに置いて、ミドル、ベースボイスに対旋律をつけます。

 

使う調は、ロクリアン(教会旋法=チャーチモード)です。

使えるコード 

ロクリアンのコードについてはこちらです。

対旋律を付ける

 

8度 5度 3度 6度 4度

 

トップとミドルがベースに反行するカウンターフレーズです。

 

ロクリアンは主調として使われることはありません。

 

Ⅰのコードが減3和音のため、対位法の作曲ルールに従えば、曲頭、曲尾に配置できないからです。

 

メジャー、マイナーの時代になり、教会旋法にイオニア旋法やエオリア旋法が加えられました。そして、それに遅れてロクリア旋法も加えられました。

 

メジャーのスケールはイオニア旋法と同じです。

 

エオリア旋法は短調の自然短音階に当たりますが、マイナーとは違います。

 

そのため、対位法での曲作りには、メジャー、マイナー、イオニアンとロクリアンを除いたチャーチモードが使われています。

 

本ブログでは、ロクリアンのⅠコードの第5音を半音上げることで完全5度のコードにして利用しています。

 

ムジカフィクタと名付けているように、ⅠのコードでⅤ音(F♯)は使っていません。将に「幻の音」です。

 

ミス等お気づきの点・ご意見・質問がありましたら、コメントでお知らせください。

 

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トップ、ベースに全音符のメロディーをつける

定旋律をミドルボイスに置いて、トップ、ベースボイスに対旋律をつけます。

 

使う調は、ロクリアン(教会旋法=チャーチモード)です。

使えるコード 

ロクリアンのコードについてはこちらで確認してください。

対旋律を付ける

ロクリアン用に作った定旋律(緑色)に対旋律をつけました。
 

 

8度 5度 3度 6度 4度

 

3~4小節目、ミドルボイスのクライマックス(頂点)に向かい3ボイスとも並行で進みます。

 

そのすぐ後、クライマックスをベースボイスは5小節目に、トップボイスは7小節目にずらして配しました。

 

長いラインを形成するように作ると、メロディーの原則に反する動きができてしまいます。

 

トップは5、6小節での上行跳躍後、再び上行しています。8、9小節での下行跳躍後も下行しています。

 

4、5、6と連続してクライマックスを向かえる作りもあるかもしれません。

 

なお、定旋律の2~4小節目の上行跳躍後再び上行する同方向順次進行は、7度跳躍を回避するためのものです。

 

前後を入れ替えると、7度上に跳躍後、下に向かって順次進行することが見て取れるかと思います。

 

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ミドル、ベースに全音符のメロディーをつける

定旋律をベースボイスに置いて、トップ、ミドルボイスに対旋律をつけます。

 

使う調は、ロクリアン(教会旋法)です。

使えるコード 

ロクリアンのコードについてはこちらで確認してください。

定旋律

「パリ音楽院の方式による 厳格対位法」(山口博史著)はもとより、対位法を扱った書籍、その他にはロクリアンでの実習はありません。当然、ロクリアンの定旋律も存在しません。

 

定旋律から作りました。

対旋律を付ける

 

 

8度 5度 3度 6度 4度

 

トップが順次進行をしているため、トップもミドルも反行のカウンターフレーズがほとんどありません。

 

順次進行に心がけ、跳躍後は反対方向へ進行するという原則をしっかり守った結果のトップのメロディーです。

 

そのしわ寄せがミドルの跳躍に表れていますが、跳躍のルールを守っています。(跳躍後は、反対方向へ跳ぶ。)

 

ルールに忠実なだけでは、面白味には欠けるかも知れません。

 

終止前には、完全和音を配し、連続8度を回避するためトップは順次進行させなくてはいけません。

 

チャーチモードでは、終止前には自由なコードを配置してよいのですが、ドへ向かうにはⅡ音(レ)、Ⅶ(シ)いずれかしかありませんから、必然的にドミナントコードを使わざる負えないのです。

 

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ミドル、ベースに全音符のメロディーをつける

定旋律をトップボイスに置いて、ミドル、ベースボイスに対旋律をつけます。

 

使う調は、Bマイナー(ロ短調)です。

使えるコード 

ロ短調のコードについてはこちらです。

対旋律を付ける

「パリ音楽院の方式による 厳格対位法」(山口博史著)の3声全音符の範例を載せます。移高してあります。
 

 

8度 5度 3度 6度 4度

 

ベースとミドルがカウンターフレーズになっています。終わりにかけてアッパーとベースにカウンターの関係が移り変わっていますが、全体として下行のメロディーとなっています。

 

5~7小節目のミドルのメロディーは上行型ですが、5小節目、6小節目ラ♯→シ#となっていません。

 

ラ♯とすると、4小節目のベースのラと対斜となるからです。これを避けるためにラはナチュラルのままとなっています。増音進行となるため、シも単なるパッシングトーン(経過音・メロディー音扱い)となり、リードトーン(導音)としません。

 

4~6小節目に下行のアルペジオが出てきますが、これは問題となりません。

 

 

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トップ、ベースに全音符のメロディーをつける

定旋律をミドルボイスに置いて、トップ、ベースボイスに対旋律をつけます。

 

使う調は、Bマイナー(ロ短調)です。

使えるコード 

Bマイナーのコードについてはこちらで確認してください。

対旋律を付ける

「パリ音楽院の方式による 厳格対位法」(山口博史著)の3声全音符の範例を移行したものを基にしています。
 

 

8度 5度 3度 6度 4度

 

ベースに対してトップとミドルが時に応じてカウンターフレーズになっています。

 

6~8小節目のトップがアルペジオとなっていますが、ベースが反行しているので可となります。

 

コード(和声)法の機能進行通りにコードが設定されています。

 

※ T=トニック、SD=サブドミナント、D=ドミナント

 

1~4小節目 Ⅰ(T)→Ⅱ(SD)→Ⅴ(D)→Ⅵ(T)

 

4~7小節目 Ⅵ(T)→Ⅴ(D) →Ⅳ(SD)→Ⅲ(T)

 

※5、6小節にD→SDの逆進行がありますが、ポピュラー曲に多く見られる偽終止の進行です。

 

7~10小節 Ⅲ(T)→Ⅳ(SD)→Ⅶ(D)→Ⅰ(T)

 

コード(器楽)対位法では、コード法による機能進行もなるべく考慮しなくてはいけません。

 

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