ミドル、ベースに全音符のメロディーをつける
定旋律をベースボイスに置いて、トップ、ミドルボイスに対旋律をつけます。
使う調は、ロクリアン(教会旋法)です。
使えるコード
ロクリアンのコードについてはこちらで確認してください。
定旋律
「パリ音楽院の方式による 厳格対位法」(山口博史著)はもとより、対位法を扱った書籍、その他にはロクリアンでの実習はありません。当然、ロクリアンの定旋律も存在しません。
定旋律から作りました。
対旋律を付ける
■8度 ■5度 ■3度 ■6度 ■4度
トップが順次進行をしているため、トップもミドルも反行のカウンターフレーズがほとんどありません。
順次進行に心がけ、跳躍後は反対方向へ進行するという原則をしっかり守った結果のトップのメロディーです。
そのしわ寄せがミドルの跳躍に表れていますが、跳躍のルールを守っています。(跳躍後は、反対方向へ跳ぶ。)
ルールに忠実なだけでは、面白味には欠けるかも知れません。
終止前には、完全和音を配し、連続8度を回避するためトップは順次進行させなくてはいけません。
チャーチモードでは、終止前には自由なコードを配置してよいのですが、ドへ向かうにはⅡ音(レ)、Ⅶ(シ)いずれかしかありませんから、必然的にドミナントコードを使わざる負えないのです。
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