開幕しました!「私の心にそっと触れて」
すごい舞台になってます!15日、昼夜、16日の昼夜、どちらもチケットございます。
17日は満席です。
どうか、金曜日、土曜日にご来場ください。
本当に、俳優の皆さんが、物語の中で生きてます。
食い入るように観てくださる観客の方が多い、集中力マックスな舞台です。
迷ったら、GO!中野ザポケットにどうぞ!
そして、16日の18時は、舞台手話通訳があります。
観た事のない世界があります。是非、聲を届ける方々を一緒に観て感じてください。
パンフレットより
聲と記憶と哀しみと 嶽本あゆ美
本日は御来場頂き、有難うございます。初演から2年、社会も私たちも変わりました。あまり良い方に変わったように思えません。声なき声を聴くどころか、悲鳴に耳を塞ぐ毎日です。しかし稽古場で芝居に没頭する時、思わずそれを忘れてしまうのです。
金子大栄という仏教者の言葉に「悲しみは悲しみを知る悲しみに救われ、涙は涙にそそがれる涙にたすけらる。」
というのがあり、最初にそれを聞いた時には、「随分とセンチメンタルだな。それで?」と不遜な思いを抱きました。しかし、それを教えてくれた師もまた認知症で亡くなり、その意味がよく解りました。終わりない悲しみの処方箋とは、共に悲しみを分かち合い涙を注ぐこと。
芝居が何の役に立つのかという質問には、また別の師が明確な答えを残して去りました。
「人生は素晴らしい。生きるのに値する」という感動を伝える為だそうです、どんな苦難が待っていても。
演出、俳優、スタッフの力で再演の舞台が力強く立ち上がります。TA-netさんは手話で伝えてくれます。皆様、どうかその想いを、受け止めて下さい。