新潟までの怒涛 | メメントCの世界

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演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

新潟までの怒涛

 

6月、7月、8月と、スーザン・ソンタグのテキストで、即興劇のインプロをしながら、とても面白い、サラエボのゴドーのワークショップをしました。メンバーがいろんなDVDを貸してくれたり動画をみてボスニア内戦を勉強したい、ものすごい濃い時間でした。

そこで発見したことは、セリフがどこから出てくれば、その人のものになるのか、など目からうろこで、やるたびにそうか!!と頷くばかりでした。

ゴドーも稽古したことが無かったので、それをサラエボの状況に当てはめて芝居するのが、とても新鮮で面白かったです。

というか、ゴドーを何人もで割ってセリフをしゃべると、また違う芝居になるという、反則技を発見しました。やった!

 

 

 

ソンタグ稽古の合間をぬって、12月「私の心にそっと触れて」本チラシ用撮影をしました。

外山さんと河野さんに、花いっぱいのスタジオに来て頂いて、仲の良いご夫婦という写真をとりました。

花のアレンジや、写真デザインなど、デザイナーの土屋さん、コーディネートしてくれた大石さんに手伝って頂き、

みんなで作業。すみません!どうしても写真が横になっちゃう・・・やはりセンスというのはですね、ある人にはる。

このスタジオ、始めて行ったのですが、ハナグラフィさん、素敵でした!!

便乗して、記念撮影。カメラマンは、萩原美寛さんです!

いつもありがとうございます。

ゼクシィの壁と呼ぶ、その花でいっぱいの壁は誰でも幸せいっぱいに映ります。

 

 

そこから怒涛でした。

撮影と、ゴドーの稽古、その前に、東宝コスチュームんさんで衣装を借りて・・・めちゃ重いスーツを抱えて、

炎天下を15分歩くともう私は駄目です。はい、すぐに干上がってしまうのでした。

 

それでも、素敵な写真が撮れたので、もう嬉しくてしかたない!デザインの土屋さんが、今日、入稿データを作ってくれましたので、間もなく、お披露目できます。

 

といいながら、堀田善衞論説集(仮)に入れて頂く、私の演劇と堀田善衞の拙文を書いてました。

インタビューという体裁ですが、喋ったあとで書き足し、整理して、堀田善衞と日中戦争、そして、「若き日の詩人たちの肖像」と、加藤道夫全集から書いた「かくも碧き海、風のように」について、思い出したり読み直したりと、もう尽きぬ堀田愛をかきまくったのでした。来年??出版される予定ですので、また御報せ致します。

という合間にも、会場の中野ザ・ポケットに下見に行きました。

文字タブレットのサービスをするので、どの席をどうるのか、手話が見えるかな、など、調べまくる、夜中の劇場下見。

ぜいぜい、大分疲れてきました・・・・・・・・・・

 

 

そして!ついに9月2日は来ぬ。

1日に新潟へと旅立った私、もう、講演会で2時間という時間で喋ることの整理で頭がいっぱい。そして緊張しまくり。

前の晩も、通し稽古をしましたが、どうも上演時間が長く・・あああ、困ったなあ、と思いながら眠りました。

しかし、それでも、ダイジェストの映像を挟みながら、2016年に、髙木顕明の養女の加代子さんのご遺族から聞いたお話を、新潟の方に大逆事件のことと一緒にお伝えしました。

駆け付けてくれた、秋葉ミュージカルの皆さんにも、温かい声をかけていただきました。

何より、柳本幸子先生と、ミュージカル上演以来の再会はとびきり、素晴らしいご褒美でした。

 

会場のホールがあるビルの最上階からは、新潟の海がよく見えます。

これは、富山の海岸の地続きだ、港湾都市というのは、開けているなあ・・・と眺めを堪能したのでした。

 

佐渡よ 佐渡よ お前は遠い

今度も行けなかった~~~

 

 

新潟の三条教区に皆様と大逆事件についてがっつり、意見交換もできました。

翌日、リュートピアの裏の蓮池に行って、帰りました。

はあ・・・・怒涛の2週間。

 

 

新潟から関東の帰るとと待ち受けていたのは、ものすごい低気圧。

うーんうーんとうなりながら、堀田さんへの作文を、仕上げて昨日、やっと提出しました。

ああ、為せばなる。

しかし、目が回ります。

でも、12月公演の本チラシももうすぐできますので、お楽しみに!!