婀の会「邦楽と物語の泉」シリーズ2
椿組が終わりましたが、あらゆることでドタバタしております。数年分の資料成中ながら、執筆にあけくれております。
さて、今年度最初の活動は、婀の会となります。
浅草にある老舗の仏具、太鼓屋さんの岡田屋さんのお二階で、邦楽ワークショップと、嶽本書下ろし語り芝居です。
岡田屋さんには、驚くべき!あらゆる仏様と、美術工芸品のような仏壇、そして金ぴかの御神輿の数々、鳴物の太鼓類の数々があって、まるで博物館のようです。
今回、出演は駒塚由衣さん!力強い助っ人です。抱腹絶倒の明治のドタバタ喜劇を語りたおしていただきます。
私は出演しません。あしからず。
山田風太郎の「いろは大王の火葬場」は、明治バベルの塔に収められている喜劇です。
明治バベルの塔は、他に「四分割秋水」が入っていて、通俗小説の極みながら、流石の風太郎です。
語り芝居はこんな感じの概要です。
「時は明治37年、日露戦争真っ最中、帝都に「いろは大王」と呼ばれ、牛鍋屋チェーンで知られる木村荘平という男がいた。彼は辣腕経営で知られた実業家で、所謂改革派として牛肉の仕入れから加工、小売りまでの一貫した流通という革命的な構造改革をし、文字通り外食業界を牛耳り、「牛鍋いろは」の支店を繁盛させていた。
いろは大王は約一月に一度、決まった日に売上の集金と逢瀬の為に支店を行脚する。
牛鍋チェーンは、本店を除く全ての支店で木村の妾が女将を勤め、売り上げと寵愛の番付を競い合っていた。
木村の欲望は留まるところを知らず、四十八号までの支店拡大を目指している。その木村が次にねらった規制緩和と業界再編とは!!!」
火葬場チェーンなんです。でもね、そううまくはいかなかったようで。後は聞いてのおたのしみ。
岡田屋布施店ライブ 婀の会 「邦楽と物語の泉」シリーズ2
2019年5月26日(日)13時/16時半(2回公演、開場30分前) |
2019年5月25日(土)16時 プレライブ 2000円 ( プログラムを縮小してお届けします)
浅草 岡田屋布施2階 3000円(全席自由)
出演者 💛駒塚由衣
潤色脚本・演出 💛嶽本あゆ美 |
邦楽演奏 💛堅田喜三代 ☆ 💛望月晴美(26日) ☆ 💛貴音日佐世 💛杵屋五吉花 💛在原富士江 ☆ 💛望月輝美輔 💛木戸紗都子 |
一、邦楽わーくしょっぷ Vol.2 堅田喜三代
「黒御簾 打楽器たちの魅力」
*大太鼓の底力 *小物楽器の彩り
一、長唄演奏 「助六」 「鞍馬山」
一、一人芝居「いろは大王
山田風太郎作「いろは大王の火葬場」より
出演・駒塚由衣
劇団四季を退団後、数々の舞台、映画など映像作品に出演。声優として、メリルストリープ、シガニ―・ウィーパーなどの吹き替えでも活躍。近年は、三遊派宗家藤浦敦氏の指導の下、江戸人情噺を12作品、
吉原で、定期的に上演している。
岡田屋布施2階 03(3841)1867 〒111-0034 台東区雷門1-16-5
地下鉄銀座線『田原町駅』より徒歩1分 地下鉄銀座線『浅草駅』より徒歩10分 つくばエクスプレス『浅草駅』より徒歩2分 都営浅草線『浅草駅』より徒歩10分 東武東上線『浅草駅』より徒歩10分
婀の会とは・・・演劇と邦楽の創造活動のために集まった劇作家、邦楽演奏家の会です
前回のワークショップの様子。目白のゆうどさんで開催しました。
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