あと9時間したら、搬入作業です。
劇場入りの前は緊張しながらほっとします。
今日は最終稽古！ しかしながら、ものすごい勢いで逗子へ行きました。
作家の風景を目にいれたくて、ご無理をお願いしました。
この庭と逗子の絶景が見える山の上に堀田氏の家があります。
そうか、そうか、と思いつつここで生まれた小説群を想いました。
とても幸せな時間を頂いたのです。
要するにミーハーな私でした。
「稽古してるのに、よくそんな暇があるね」と言われそうですが、稽古場はそれぞれの俳優の調整に入っていて、演出家の仕事はほぼ終わり、テクニカルなタームに突入です。
さあ、目論見通りに転ぶか？？
勿論、皆さんが大人で依存のない稽古場だから、私は制作もやりつつ演出もしていられるのです。
依存がないっていうのは、自分で考えてくれるということです。
ストリングラフィもだんだん良く鳴る法華の太鼓、みたいに、よい鳴りになってきました。
こうやって芝居をやれるというのは贅沢なことです。経済活動としては破綻していますが、「芸術家は、それをすることが世の中のプロテストなんだ！」と励まされ今回も間もなく初日となります。
有り難いことに、初日はほぼ完売。でも、当日券を必ずご用意いたします。
70席未満の空間で、二時間という間、想いを共有出来たら嬉しいかぎりです。
それでは、劇場でお会いしましょう。