女子の夢〜作家紹介その2・金塚悦子さんの巻 | メメントCの世界

メメントCの世界

演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

女子の夢~作家紹介その2金塚悦子さんの巻・・・田中史子

こんばんわ、明日から集中稽古なので色々準備中の田中です。
今回は前回に引き続き作家の金塚悦子さんをご紹介致します。

金塚さんには昨年4月の『第6病棟』で嶽本とともに作家ながら役者として出演して下さいました。
金塚さんはかつて女優さんだった事も有ってド迫力の女看守・ニキータを演じて戴きました。
かわいい・・・なんて後輩の私が言っては怒られてしまいそうですが、常にマイペース。
これは努めてマイペースに生きようとしている様にも感じます。
少し前に金塚さんの作品『葉子』のリーディングを観た時にも思ったのですが、きっときっと金塚さんは良妻賢母です。これは今回の作品とは関係ないので書いても許されるかなぁ~と思うのですが、おせち料理を準備するシーンが有りまして、このシーンに関しては芝居にするよりリーディングの方が面白さが味わえるのですが、その台詞を金塚さんが読んだのです。
おかしくておかしくて、そしてかわいくて・・・

嶽本は葉子が師匠の様な男性との心の交流と言うか(私が書くとちっともエロスが伝わりませんが)思いのずれと言うか、そこが大好きだと言っていました。
勿論そう言う物語の大きな幹にも魅力は満載だったのですが、私はそのおせち料理の台詞がもうたまらん!!と言うくらいメロメロにさせられました。

生きてる台詞・・・なんて陳腐な言い回しですが、きっとこの人自身(役者としての金塚さん)おせち料理作る人なんだなぁ、と実感してしまった訳です。

そして今回の『ランチ』です。

何と言うか、「いいなぁ、こんなの」と思わせてくれる設定が満載なのです。
シンプルに台詞劇として成立している。
どう演出して行くのか楽しみな作品です。
ネタばらしはチラシに載っているので控えますが、女子の夢ですよ。
そんな女子の夢と希望と現実の大河ドラマです。
ちょっと大げさかもしれませんが、人生って切り取るのも芝居、切り取らず観せるのも芝居だなとつくづく思います。

色々有りまして、詳しくは一個前の嶽本Blogでお分かりかと思いますが『発酵シタラバ、』は前倒しで稽古が進んでいるのですが、『ランチ』も『スリー・ピース』も明日からが本気モードです。
テンパってますが、狭く一個の作品に集中するのが当たり前な芝居の稽古と言う物の中で今回の様に様々な刺激を受けながら稽古が進むのも悪くないなぁなんて思ってます。

大人な女性4人のアンサンブルをお楽しみになさって下さいブーケ1




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆