稽古場報告 ~ 新宿三丁目スタジオより ・・・ 嶽本 あゆ美
本日より、新宿三丁目スタジオに入りました。最終稽古に突入です!
道具の一部、小道具、衣装と結集してまいります。ここまでも長かったようであっという間ですね。そして、八月は誕生日が多くて、獅子座が多いということでしょうか。三人もいたのです。演出の田中、瑞木さん、清田さん。
それで、稽古後にハッピバースディしました。
写真は御年○○の清田さんです。ご満悦
瑞木さんは、稽古場に入ってすぐ、空調のフィルターを掃除し始めました。
非常に几帳面ですね。清田さんは、舞台監督助手のように、ガンガンやってました。
立花さんは、くるくると動きまわるかわいいウサギのようでした。
中川さん、来るとすぐ、動き回って道具を運んでいました。ついつい、いつものくせで働いてしまうようです。
さつきさんまで、棚をこしらえてくれたり、働きまくって有能なモセイカです。
井出さんは、私がタクシーからおろして、道端に置いたテーブルの番人を務めてくれました。ごめんなさい。
田中と私はあーだーこーだと、皆の動きについて行くべくがんばりました。当り前か・・・・
今日は舞台監督の武川さん、照明の高野さんも合流。美術補の大津さんはトランクを抱えてやって来ました。制作をお手伝い頂く鳥羽さんは、サプライズのケーキと、四百枚のチケットのナンバリングを完成させて、稽古場に現れました。明日は燐光群へ折込にGOしてくれます。
演出助手の太田さんは、ゆで卵を大量に差し入れ。たんぱく質を補給するばかりでなく、私達の気がつかないことをたくさんしてくれます。
今日は、ギターのマックスもともしび全編にわたって、音楽稽古を致しました。ものすごく根気のいる作業で、他言語の中でのこういう段取り確認をクリエイティブにやるってすごくしんどいと思います。
小さな所帯ですが、ものすごくたくさんの方の善意、熱意、御好意で前へ進んでいきます。私は頭がウニウニになりながら、音出しをしていました。はぁ・・・・・・・
このところ、芝居の進化のスピードが速くてピアノを弾きながら驚きます。あれ?と言う間にロシアが濃くなっていき・・・・・魔法のようですな。
もう、脚本を書いていたころの事は忘却の彼方なので、誰かの夢に迷い込んだような錯覚を感じます。特に、音をやっているので、作品から距離を取らざるを得ず、いい意味でこだわりがなくなりますね。きっと、すごくなりそうです。
かなり観たことのないチェーホフ、お楽しみに。