客演紹介 ~ 中川為久朗さんの巻 ・・・ 嶽本 あゆ美
中川さんは二枚目です、と前回の紹介にも書きましたが、事実そうなので繰り返させて頂きます。そして爽やかです。勉強熱心です。歌が上手いのです。褒め殺しですなあ。青年劇場に在団20年、爽やかな役を演じ続けて来ました。先月、ツアーが終了した「結の風ラプソディー」でも、爽やかにメガネ男子を好演していました。
四月から、第六病棟の精神病患者のイワンを演じていますが、さらに磨きがかかったイワンを演じてくれるでしょう。
それともう一つ、音楽朗読劇の改題にふさわしく、歌をご披露下さいます。楽しみにして下さい。青年劇場はミュージカルをやらないので、なかなか舞台で中川さんの歌を聴くことはできないでしょう。全国の、青年劇場ファンの皆さま、メメントCにて是非とも、中川イワンをご観劇下さい!!!
いつも、いつも、中川さんは作家の書いた台本をものすごく読み込み、背景を調べて勉強してくれます。だから、あんまり説明を必要としない、ほんとに楽な役者です。でもするどい指摘が飛んでくるので油断はできません。ついでに、テンションの高さと割舌のすごさは、さすが新劇出身の看板通りです。
今回、冗談のようにイケメンが多数出ておりますが、決して私がイケメン・パラダイスをしようって企んだわけじゃないんですよ。結果として、そうなってしまった。なかなか揃わないですよね、イケメンといい役者の両方を兼ね備えた人は。皆既日食なみですな。
稽古と制作疲れでネジがぶっとび、心の潤いが無くなった作者は、「第6病棟」送りになりましたが、やさしいニキータ様と、かわいいモセイカと、爽やかなイワンに囲まれて、幸せに暮らしましたとさ。アーミン!