私のページにお越し下さり、ありがとうございます。これは、私が実際に経験した実話です。事実だけを綴っています。


はじめましての方はこちらから見ていただけると嬉しいです☆登場人物紹介を追記してます    


前回はこちらです☆ 




私にスキーウェアを買わせて、

そのスキーウェアを着て

たかみちゃんという女の人と

スキー旅行に行ったんだ…





20万円のスキーウェアを買わせるために

夜中まで私を工事現場で働かせて、

その間に先生は

その女の人とスキー旅行を楽しんでたんだ…





もう私には

悲しむ元気も残っていませんでした。

屈辱は日常でした。

ただ私は疲れていました。




「そーなんだー」




にっこり笑顔を作って

私は言いました。






ただただ、受け入れてきた…

父親との離別も、

義父からの暴力も、

性的な屈辱も、






全て受け入れてきた…







当然のように私の人生に起こるであろう

望まない展開を、

これからも受け入れていくのだろう…






気がつけば、


そんなふうな後ろ向きな思考しか

持てなくなっていました。






そして、そうなるのは私が悪いから、

全て私のせいなんだ。

もっと人から愛される人間になるように

努力しなきゃ…


そう考えました。






虐待を受けて育つ人間が持つ典型的な発想を、

そのまま持ち続けて、

自分の世界に当てはめました。






それは、きれいに私の心にはまりました。






自分は駄目な人間、もっと頑張らなきゃ…







そして、何事も無かったかのように、

ニコニコと挨拶をし、

太田先生の戻ってくる

私の部屋に急ぐのでした。





【次へ続きます】