私のページにお越し下さり、

ありがとうございます。

これは、私が実際に経験した実話です。


☆登場人物紹介を下部に追記しました。





16歳、私は高校生になりました。




義父の暴力から逃れてきた私は、

中学卒業と同時に

一人暮らしも始めました。




ひとりで生計を立てるために

中学を卒業と同時に就職した私は、

会社の社宅に入りました。




何もない部屋で、

ラジオをつけて眠りました。





何も怖くありませんでした。





親元から遠く離れた所にきて、

一文なしでも、

今までの壮絶な暴力から逃れられるのなら、





それだけで幸せでした。






先生に出会うまでは……














先生は今、幸せですか。






先生は今、

どんな空を見上げていますか。






先生はあの頃を思い出すことがありますか。






これから始まる私の物語は、

実際私の身に起こったことです。





脚色せずに綴りますので、

(名前などは仮名を使ったりもします。)





楽しい物語なのか


悲しい物語なのか


愉快な物語なのか


不愉快な物語なのか





は私にはわかりません。






ただ、確かにそこに存在していた

女子高校生のひとつの物語を、

もし良ければ聞いてください。





〈次へつづく〉






登場人物紹介






☆ナオコ


高校生です。

義父からの虐待から逃れるために中学卒業と同時に一人暮しを始め、

都島第二工業高校の普通科に通っています。




☆太田哲也先生


機械科の先生、剣道部顧問。20代独身です。

私が3年生になった時、

泉尾工業に転勤しました。




☆垣内正澄先生


理科担当。鉄オタ。

ピアノとベースも得意な独身中堅教師。




☆深森先生


3年の時の担任です。

正義感が強くて情熱的で涙もろいB型女性。

英語科担当でした。




☆泉洋一朗先生


国語の先生。40代、愛妻家で酒飲み。

怖い顔をしているけど、優しい。




☆ヨーコちゃん


太田先生の親友。横川さん。

長渕ファンの男性。