私のページにお越し下さり、ありがとうございます。これは、私が実際に経験した実話です。事実だけを綴っています。


はじめましての方は、第1話から見ていただけるとうれしいです☆ 




前回⇩からの続きです☆ 


 

朝です。
 



枕元のラジオから流れる爽やかな音楽。
 



一人では広すぎるベッドで、
有線を聴きながら泥のように眠り、



 
何故か壁が透明で
大きくカラフルな泡のお風呂で
思う存分遊んだ後、
シャワーを浴びてすっきりし、
 



コーヒーの柔らかい香りに包まれて…
 


 
そう、ここは
 
 
 


 
ラブホテルです。
 
 


 
 
チェックアウト時間は11時だったので、
もう一眠りとはいかず、
ホテルを後にしました。




 
早めに登校し、
教室で自習をしていました。
 
 




「おー、早いなあ!ナオコー!
 しばくぞー」
 



そう言って、
私を見かけると必ず柔道の技をかけてくる
国語の泉酔一朗ならぬ泉洋一朗先生。
根っからのお酒好きで有名な先生です。
 



鬼瓦みたいな顔をしているけど、
意外に真面目で繊細で温かい先生です。
(だと思います)
 




泉先生はあんな顔して
中島みゆきさんが好きなんです。
泉先生に技をかけられている時以外は、
中島みゆきさんの話で盛り上がります。
 




「みゆきはな」
と、まるで自分の彼女のような
語り口が面白くて、
先生の中島みゆきさんへの愛の言葉を
いつも聞き入ってしまいます。
 




それから、
故郷の徳之島の話も、
奥さんの巨乳自慢話も、
いつも聞かせてくれます。
 




そんな泉先生とのやり取りで、
ラブホテルから登校した記憶なんて
どこかに行ってしまい、
現実に引き戻されていくのでした。