サン=テグジュペリ「人間の土地」から
道路は不毛の土地や、石の多いやせ地や、砂漠を避けて通るものなのだ。道路というものは、人間の欲望のままに泉から泉へと行くものなのだ。
村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」から
郵便配達夫が赤いスーパー・カブに乗ってやってきて、玄関のわきに並んだ郵便受けに手際よく郵便物をふりわけていった。眺めていると、どっさりと郵便物をつめこまれていくボックスもあれば、まるで郵便物のこないボックスもあった。私のボックスには彼は手も触れなかった。見向きもしない。
村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」参考
「私、あなたの為に言ってるのよ。誰かあなたの為に何か言ってくれる人、他にいる?どう?そういうこと言ってくれる人、他にいる?」
「いない」と私は正直に言う。一人もいない。
姜尚中「悩む力」から
愛とは、そのときどきの相互の問いかけに応えていこうとする意欲のことです。
クリシュナムルティ「自由とは何か」から
愛があるところ、そこには義務的掛かりあいはありません。
水野敬也の本参考
「愛の反対は無関心というより、たとえ声にあげ言葉にしなくても苦しんでいる事が理解でき、かなり苦しい立場にいる人を眺め、「正確な言葉で提示し、声にあげていなければ苦しんでいる事には入らない」と表明し、事実を明らかにした正常な対話を求めている事を知っていながらの、正常な対話の不足の方が、より酷い愛の不足だと思います」
今村仁司「排除の構造―力の一般経済序説」参考
社会関係のなかで生きながら、承認欲望を否定することなどは不可能である。社会の中で生きることと「承認欲望」は深く結びついている。
「あなたの本質は承認を求めている事なのです」と言って内容の深みに言及せず、多くの人と同類とみなさないのは間違いです。
金原ひとみの本参考
サヨクなんて愛されない事が多い、サヨクなんて対等な人間ではないとみなす人が多い。
私は本当に、誰からも正常な対話の対象とされない人間みたいだから、とにかく誰でもいいから事実を明らかにした正常な対話を持って。
村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」参考
その声は、こう言っている。
「あなたは対等な人間としての正常な対話の相手とされていない、そしてあなたは愛について病んでいる」
と。
キクの声に藤田信之は目を赤く腫らしながら言った。
藤田信之「そうだ、私自身の問題としては愛について病んでいるという事なんだ、それに尽きるんだ。私は愛について病んでいる孤独な人間だという事を知っている。だから、本を頼りにするような人間になろうとしたんだ」
ドストエフスキーの本を参考
差別教徒「ぼくたちは関わらない事なのさ、藤田信之が公式ブログで相手されようがされまいが」
「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の本を参考
差別教徒「そいつは藤田信之次第さ。藤田信之が公式サイトで相手されようがされまいが、俺達は関わらない事だからな」