最近、○○ハラスメントって言葉が増えすぎてない? ってサクッと検索したら「ハラスメントには50以上の種類があり、更に増える傾向です」とな。
どうりで。50もあれば何かの拍子に聞く機会も増えるってもんだ。
取り敢えず、うちのAIに10個ほど上げてもらった。
あー。10個くらいだったら聞いたことあるのばっかだね。さすがに50個調べるのは不毛な気がしたので、興味あれば検索してみて下され。
いやね、昭和生まれなんでこんなん当たり前にあった時代に生きていたわけですよ(笑)こうやって名称が与えられると途端に注目度が上がるよね。
名前をつけるラベリングするってのは存在の顕在化。そのものをより意識させることだと思う。
猫を「ねこ~」って呼ぶのと、自分でつけた名前で呼ぶのでは、持つ感情も変わる。名前の効力はデカイ。この場合はいい意味でと言っていい。
それがハラスメントみたいな社会問題への名前付け(ラベリング)となると、それは問題です!ってのがニョキッと浮き出て、ひとつのカテゴリーに入るわけだ。
物事には濃淡があるものだけど、全部一緒くたにして「~ハラですっ!」って言うのも、当然のように良し悪しがある。
なっかなか認識が深まらずにその手のハラスメントが絶えないから、こんなに〇〇ハラが雨後の筍のごとく増えてるんだろうけど。
で、よほどのことで社会問題にでもならないと国や企業は改めない。いや、社会問題になったとしても数か月したら禊は済んだとばかりに元に戻ってしまうのが多い印象だな。〇〇ハラを受けた人が例え自殺したとしてもだよ。世の中ではあっという間に忘れ去られる。すっごい早いんだわ。
以下は東洋経済オンラインからの引用。パワハラに関するもので、二年前の記事。
ルール違反を犯した相手に罰を与える体験をすると脳の報酬系回路が活性化し強い満足感や快感を得られるそうですよ。怖い依存症ですね(汗)
この岡本さんが書いてるようなパワハラは、私にももちろん経験あります。ありありです(笑)
あれはアカハラにカテゴリーされるのか、パワハラなのかは不明ですけど、教師に(職員室の隣の個室に)一対一で閉じ込められて、延々と(何時間だったかは忘れたけど授業もあるので90分くらいだったのか?)恫喝され続けたことがありましたねえ。
ありゃ完全に報酬系回路が活性化してましたわ。自分に酔っていらっしゃいましたから。教育でも指導でもなく人格否定だったので、まさにハラスメントだったな。原因は居眠りを咎められて、だったと思う。その当時はもう、双極性障害Ⅱ型を発症していたので、今になってみればなんだかなーですけどね。
「上下関係に縛られないフラットな関係性」ってのは、言うは易し。
こんなの小学生の頃から疑問に思ってたわ。なぜ人は人とフラットな会話が出来ないのかって。大人と子供だと上から下へ(P⤵C)ってのはままあるけど、それでも常に上から押さえつけるような物言いが良いわけないし。
A↔Aのコミュニケーションがいいに決まってる。
ちなみにPはペアレント、Cはチャイルド、Aはアダルト。
交流分析で使う用語で過去記事にあるから興味あればどうぞ。
んで、必要以上にドM(マゾ)な日本人は我慢しすぎ。だけど気安く転職できる環境ではないってあたりが、ヤバイよねーって感じだね。
報酬系バリバリ活性化のドS(サド)と、耐えるが美徳のドM(マゾ)とじゃあ、依存関係じゃんとも思っちゃうし。
ドS「こんな依存症に陥っていてはあかん! このままでは自分が解雇される! 1恫喝(?)につき1万円減給される!」ってなったら、パワハラやめるんかな。誰が判断するんだろ。それこそAIか(笑)
「話し方をはじめとするコミュニケーションスタイルを変える」ってあるけど、まあその方法を享受するのが岡本さんのお仕事なので、勿論ここには載ってないけどね(笑)
ただまあ、最近の義務教育なんかの変化でも分かるよね。
「クラスメイトをあだ名で呼んではダメ、〇〇さんと呼びなさい」とか。
子育て真っ最中の人だと、そういうの如実に感じていると思うな。
あと、会社での新人教育も変化してるかな。昭和の時代は「見て覚えろ」でしたけど、さすがにそれは減ったでしょ(多分な・笑)
過去、大勢の人が死なないと大きな改革って起こらなかったし、今もそうだと思う。鉄道事故だの、橋の崩落だの、設計・施工ミスだの、宿泊施設の火災だの、スペースシャトルの爆発だの……上げたらキリがないよね。
大元から見直して、現在は毎年事故ゼロですなんて企業はそうそうない。
そりゃあ日本の新幹線は優秀だし、橋も船も耐震基準もちゃんとしてるよ。他の国に比べたらね。
今現在、人を殺しているのはこういったハード面よりもソフト面かも。
岡本さんが書いてるような「行き過ぎた処罰感情」みたいなやつ。なぜ行き過ぎるのかはもうお分かりのごとく「報酬系」が原因ってことだよね。
こんなんで快楽物質放出して自分に酔ってほしくないんだけど。
アルコール依存もギャンブル依存も同じ。同じ報酬系の奴隷なわけですな。
アルコール依存症の治療していた側から言うけど、これ入院治療してもほぼほぼ治らないからね。
アルコールは今後一滴も飲まないなら普通の生活に戻れるけど、飲んだら最後、元の木阿弥。ギャンブルも一緒だよ。
自分は良いことをしていると思って部下を怒鳴り散らかしているサド上司は、パワハラが依存症という「病気」であると社会的に認知されない限り、やめないと思うな。だって快楽物質出てるんだし。やめるわきゃない。
依存症の治療はほんと難しいから、そっちよりサクサク転職できる環境を作ったほうが問題の解決は早いと思う。
もう会社に「通う」なんてのは時代遅れだと私は思っているし、たいていの仕事は機械に任せられるはず。仕事の定義を変えないと、ハラスメントは居座り続けるし、50個どころか100個になっても増殖し続けると思えるな。
仕事、企業、雇用の在り様を根本から見直す時期でしょ。今は。
でなきゃますますブラック企業は蔓延るし、サビ残で死ぬ人は増えるし、うつ病みたいな精神病も増えていく。
生きていくだけで精一杯なのに、どーして子供育てたいなんて思いますか。
SNSで「〇〇ハラスメント」ってよく聞くよなーの原因は分かった。
「日本全体が叱る依存に陥っているから」だ。
ハラスメントをやっている人はもちろん依存症だけど、それをSNSで垂れ流して炎上させてる側も同じ穴の狢(むじな)かもしれない。まあ、労基に行ってもダメだったから、ポストしてるのかもしれないけど。
社会構造自体が変化しなければ、コミュニケーションの方法が根本的に変わらなければ、ますます息苦しい世の中になりそうだな。