私はお家に帰りママだけがいない夕飯を姉弟とパパと過ごした。
ママとパパはいつ仲直りするのかなって小さかった私は少し寂しく思いながらママがなるべく早くお家に帰ってくるのを来る日も来る日も待っていた。
姉弟達もママがお家に帰ってくるのを来る日も来る日も待っていた。
一週間がたち二週間がたちなかなかお家に帰ってこないママ。
何で早く仲直りしないんだろう?ってずっと思っていた。
でも現実は簡単ではなかった。
現実は厳しくて全てが自分の思い通りにならなかった。
現実は時に想いもよらないことがおきる。
あのときの私はもうママとパパと一緒に住む生活を二度とおくることがないなんて思ってもみなかった。
またいつも通りみんなでご飯が食べられるとママの帰りをひたすら待っていた。
それでもママは帰って来てはくれなかった。
それでも連絡はとっていたしちょこちょこは会っていた。
「ママね、ばぁばのところに住もうと思うの。パパとは仲直りできないから、しばらく会えないけどまた色々落ちついたら来るね。」
「何で仲直りできないの?いつ帰ってくるの?」
「だってパパがでてけっていうんだもん。また来るから大丈夫だから。」
「うん、わかった。早く仲直りしてね。」
記憶にあるママとの会話。
大人の事情なんてなかなか理解できなかった。
ママに愛してほしいって、寂しいよってただそれだけだった。
でもそれ以上に自分の感情を人にぶつけるなんてことはできなかった。