『LIFE!』
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少し前に観たものですが、感想を書いていなかったので。
超絶オススメです!!(≧▽≦)
主人公は写真雑誌の写真管理部に勤める地味な中年男性。
その雑誌が紙媒体からデジタルに移行することになって
最後の紙媒体の雑誌の表紙に使われる予定の
とある有名カメラマンのネガNO.25が見当たりません。
ないとは言えず、平凡だけれど勤勉な日々を送っていた主人公は
世界を股にかけて活動するカメラマンを探しに旅に出ることに。
この主人公のウォルターは妄想癖があるのね。
はた目にはぼんやりしているようにしか見えないのだけれど。
でも、その妄想が、旅に出て、実際に動き出すことによって
リアルになっていき、彼も本来の自分を取り戻していきます。
そして、最終的には現実に戻るのだけれど
旅に出る前と後では、強さが違っているのね。
ウォルターを初めとして、紙媒体だから雇われていた従業員は
デジタル化によってリストラされてしまいます。
でも、強くなった彼はきっとこれからたくましく生きていくだろうと
希望を感じさせる映画でした。
『言の葉の庭』
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これは観たばっかりです。
新海誠監督作品。
雨の日の午前中だけ、逢瀬を重ねる二人。
主人公のタカオは「こんな15歳いる?」というような
しっかりした男の子。
靴職人になるという夢に向かって、学費をかせぐためバイトに励んでます。
対するユキノは仕事をさぼって公園で朝からビールを飲んでいる27歳の女性。
監督のインタビューを見たら、制作当初は
ユキノがイヤな女にしかなりませんでしたと語っておられました。
そうよね。(;^_^A
美人で訳ありにするしかなかったと思います。
この映画の背景はほとんど雨なのだけれど
実写を含め、こんなにきれいに雨を描いている作品は他に見たことありません。
その風景に物語を通して流れる音楽がとても合っていて
繊細で情緒的だと思いました。
恋と呼ぶにはまだ早く、淡い感情や関係が少し痛くてせつなかったです。
この映画のテーマソング『Rain』は秦基博さんが歌われてますが
原曲は大江千里さんです。
大江千里と聞いて、私の昔からの友達は「ああ~!( ̄ー ̄)」と
ニヤリとすることでしょう。
そうです、私は大江千里さんファンで、昔はファンクラブにも
入っていたほどでした。
(余談ですが、先日、YouTubeで大江千里(ピアノ)×奥華子(歌)という
私的に大興奮のコラボ動画を見つけました。
オフコースの『さよなら』やユーミンの『リフレインが叫んでる』を
コラボしていたけど、次があるなら是非、千里くんの曲をやってほしいです。
そして、それを生で観れたら最高!)
♪~ 今日だけが明日に続いてる
こんなふうに きみとは終われない ~ 『Rain』 by大江千里
……の歌詞が、映画が終わった後の未来につながっていく
気がしています。