長くなってしまったのでVOL.2に続きます。(^^ゞ
【実技試験 造形について】
45分間で、当日提示されたお題について
ケント紙の19cm×19cmの枠内に
色鉛筆で絵を描く試験です。
お題は年々変わってますが
子どもと保育士を描くのは必須。
50点満点中、私は47点でした。
「音樹さんは絵を描くのが好きだから」と言う方も
中にはいらっしゃるかもしれません。
でもね、子供と保育士の絵なんて
今まで描いたことないし
絵を描くのに時間を計ったことはありません。(^o^;)
試験開始と同時に知らされたお題を
45分なんて短い時間で余白を埋めて
描き切るなんて無理だと思いましたよ。(泣)
以前、日記で「いま、絵を描きまくっている!」と
書いたことがあります。
あれは、夏の筆記試験後の自己採点で
どうやら秋の実技試験に進めるらしいと分かったので
必死こいて絵の練習をしていたのです。
数えてみたら、実技の試験日までに2ヶ月で
116枚、絵を描いていました。(ノ゚ο゚)ノ
だから、決して楽して頂いた点数ではないのです。
ところで、今年の問題はどうだったかというと……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
問題
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、
解答用紙の枠内に絵画で表現しなさい。
【事例】
H保育園の4歳児クラスに、地域の老人ホームのお年寄りが
昔遊びを教えに来てくれました。
子供たちと保育士は、お年寄りにお手玉やあやとりを
教わりながら、一緒に楽しく遊びました。
条件
1、お手玉やあやとりをして遊んでいる様子を描くこと。
(お手玉かあやとりのどちらか一方でもよい)
2、保育室の様子がわかるように表現すること。
3、子供2名以上、保育士1名以上、およびお年寄り
1名以上を表現すること。
4、色鉛筆で色をつけること。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実は「世代交流」というテーマで
昔話をしているおじいさんと
お手玉をしているおばあさんの絵を
練習したことがあったのです。
なので本番は、練習で描いた絵を思い出しつつ
お手玉をしているおばあさん、男の子、女の子
様子を見守る保育士1人を描きました。
一度でも描いたテーマは経験になって
構図を考えなくて済みます。(^_^)
去年の実技試験で、子供を4人以上描きなさいという
無茶ぶりがあったので
練習では、なるべく子供を4人描いてました。
練習で厳しい条件を課していたので
本番は子供が2人でよくて助かりました。ヽ(;´ω`)ノ
練習の時は45分ギリギリかオーバーしていたのに
本番では何と、10分近く時間が余って
落ち着いて色塗りに専念することができました。
練習で、できるだけいろんなテーマで
いろんな人物を描いておくと安心です。
お年寄り以外で私が描いたのは
男性保育士、赤ちゃん、婦人警官、二人目の女性保育士。
男性保育士は節分の鬼役にピッタリ!と思ったのと
赤ちゃんは試験に出る可能性が0ではないだろうし
婦人警官は万が一「交通安全」のテーマが出た時用で
二人目の女性保育士は大縄跳びや
乳児保育の絵で必要だからです。
下書きのことや、色鉛筆、絵の練習方法などにも
ちょこっとふれておきますね。
★下書きと縁どり
まず、絵の下書きを消しゴムで消している暇はないです。(;^_^A
上から塗りつぶしている方がほとんどだと思います。
私はオレンジのシャープペンで下書きして
その上を茶色の固めの色鉛筆でなぞって
縁どりしてました。
オレンジのシャープペンは上から色を塗っても
色が浮き上がってこないのが気に入ってました。
でもシャープペンは折れやすいので
筆圧が強い方にはオススメしません。
描き始めの頃、肌色のフリクションも買ってみましたが
私は合いませんでした。(^▽^;)
★色鉛筆
試験用に24色入りの新しい色鉛筆は買いませんでした。
父が持っていたバラバラの色鉛筆に
中間色を何本か買い足して使用。
これはあくまでも私の考えですが
細部はトンボの色鉛筆などでもいいと思いますが
広い範囲を塗る背景などに使う色(床や壁用)2~3色は
油性の色鉛筆の方が塗りやすいと思います。
やっぱり時間との戦いなので
油性のいい色鉛筆はお高いだけあって使いやすいです。
私はホルベインのラベンダーを重宝してました。(*^o^*)
ちなみに100円ショップの色鉛筆はお勧めしません。
家にあった○イソーのは硬すぎるし
ミー○のものは使っているうちに
後ろから芯が出てきてしまいました。!(´Д`;)
★絵の練習方法
過去の試験の合格者さんの絵を見させていただく以外に
私は近所の保育園のHPのイベント画像を参考にしました。
保育園や幼稚園のHPを見ると
どういうイベントが行われているのか分かるし
それが絵の練習のテーマにもなりますよね。
筆記試験終了直後から練習をスタート。
まず、一か月は一日一枚程度
時間を計らないで絵を描きました。
時間内に描くことや時間短縮も気になるところですが
例えば芋ほりの絵を描こうとしても
サツマイモ畑が思い浮かばなければ
時間を計るどころか、絵が進まないので
まず芋ほりの資料を探して、それを見て描くのです。
そして一か月後、時間を計って描く練習を始めます。
試験が45分なので、最初は40分でタイマー。
その次は35分。
試験では、その場で出されたお題に沿って
絵を描かねばならないので
練習でも、事前に構図など考えられないように
くじを引いて、描くテーマを決めてました。
描いていると、登場人物や背景が固まってくるので
保育士や子供の服の色
MY保育室のインテリアや園庭にある遊具を決めてしまいます。
それと、このテーマなら、この構図というのも
決めてしまうと楽です。
★絵を人に見せることについて
自分の伝えたいことが絵で表現できているか
確かめるために
人に見てもらうことは有効だと思います。
でも、講座や投稿サイトで
人の意見が気になりすぎたり
「皆は時間内でこんな立派な絵を描いているのに
私は……」などと、落ち込んでしまうようなら
無理して発表しなくていいような気がします。
身近な人にちらっと絵を見せたら
例えば、すべり台をすべっているところに
見えるかどうかぐらい、きっと答えてくれますよね?
それだけでも役立つと思います。(^~^)
あと、淡い色彩でほんわかした絵を描く人もいれば
はっきりした色使いでダイナミックな絵を描く人もいて
どっちが良くて、どっちが悪いということもなく
そういうのは個性なので
人に何て言われても、また人の画風がうらやましくなっても
変に矯正しないで、自分の路線でいけばいいと思います。(o^-')b
~最後に~
何で実技試験が絵なのかなぁと考えた時に
絵って、その人の持っている情報量が出るからじゃ
ないのかなぁ? という気がしました。
こういう場面で、あなたが保育士なら
どういう対応をしますか? というようなことを
絵で見られているのではないでしょうか?
それを言うなら、絵(造形)に限らず
音楽も言語(素話)も
技術より人柄を見られているのかもしれないけれど。
でも人柄で合否が決まるなんて
そんなあいまいな採点基準は困りますよね~。ヽ(;´ω`)ノ
試験官の主観が入りそうだし。
実技試験会場はハンパない緊張感でした。
能天気な私でも食事がノドを通りませんでしたよ。
そんな緊張感の中じゃ、善人だってテンパッって
おかしな行動を取ってしまうこともあると思う。
理由も分からず、実技試験であと1点2点足りずに
不合格になってしまった方々が気の毒でなりません。
あの大変な筆記試験を乗り越えて
ようやく実技試験までたどり着いたのに
私が試験官だったら合格にしてあげたい。(T_T)
筆記試験もニコイチ制度はやめましょうよ。ヽ(;´Д`)ノ
なぜ、2科目で1セットなのか理由が分からないし
片方受かったけど、もう片方がダメを
毎年くり返して無限ループ地獄に陥ってる人もいると思う。
何だか、熱く語ってしまいました。(;^_^A
試験結果は悲喜こもごもですよね。
みなさん、いろいろあるとは思いますが
試験を駆け抜けた同志の方々、お疲れ様でした。
そして地方限定とか
これから試験の方もいらっしゃいますよね。
本当に大変な道のりだけど
努力が報われるように願ってます。
フレ~、フレ~!! み・ん・な!!
ガンバレ! ガンバレ! み・ん・な!!
以上、音樹の長い長い試験レポートにお付き合い下さり
ありがとうございました。
P.S 内容とはまったく関係のないベル子さん。
私が『うさぎとかめ』の素話の練習をしていると
「何、一人でしゃべってるにゃん?」と
よく様子を見にきたものです。(^_^;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

