東京国立博物館に鳥獣戯画を観に行ってきました。
混むと予想して行ったけれど
建物の中に入るのに90分、入ってから70分と
そりゃあもう並びました。ヽ(;´ω`)ノ
外で待つ時に無料で日傘の貸し出し、給水所
日陰で休むところ
退屈しないように
鳥獣戯画に関するパズルと鉛筆などが用意されていて
気づかいを感じます。
それだけケアしないと大変なことになるからだと
思いますが。(;^_^A
阿修羅像を観に行った時よりすごかったかも?
子供の頃、教科書で鳥獣戯画を目にしてから
あの絵が大好きでした。
3年前京都に行った時、高山寺に行きたかったのですが
時間の都合で行かれなかったのです。
でも高山寺はレプリカの展示らしいので
オリジナルを観るにはやはり博物館に足を運ぶしかないかと。
今回は別れ別れになって海外に渡った断片も含めて
現存する鳥獣戯画が全て一堂に会したようです。
だから混むのが分かっていても
どうしても行きたかったのでした。(^▽^;)
サブタイトルに「京都 高山寺の至宝」とあるように
高山寺に関係のある絵や書物も展示されています。
一緒に行った友人が一番印象に残った絵は
鳥獣戯画ではなく
定円というお坊さんの口からビームが出ている絵だそうです。(笑)
定円さんの口から発せられた光明真言の威力が
表現されているもので
地獄の鬼さえ救われるというものでした。
ところで、並びに並んでようやく見られた鳥獣戯画は
どうだったかというと
ひっくり返ったうさぎやカエルだけではないのね~ということが
分かりました。
鳥獣戯画は甲・乙・丙・丁と四巻あって
擬人化されていない動物や霊獣(空想上の生き物)や
人間も描かれています。
人間は「目くらべ」といって、目を見開いてにらめっこをしていたり
「腰引き」という、二人の男の人が
電車ごっこのように結んだひもの中にいて
反対方向に引っ張り合う遊びをしているところなどの絵でした。
みんな筆でサッと描かれた感じで
上手いのですが
私が鳥獣戯画が好きなのは面白いからです。
この世に上手い絵はたくさんあるでしょうが
鳥獣戯画はシンプルで面白いんですよね。
子供でも字が読めない人でも外国人でも
クスッと笑ってしまう面白さがあります。(o^-')b
前々から鳥獣戯画の本がほしい~と思っていたので
公式図録を購入して参りました。
ハードカバーで2700円は良心的だと思うけど
重かったです!
リュックサックでしょって帰ってきました~。(;´Д`)ノ
ミュージアムショップはスルーです。
きっと、かわいいグッズが目白押しだったでしょうが
見たら絶対散財するのは目に見えてるし
何よりもう友人も私も疲れていたので。
長時間立ちっぱなしだったので
さすがに足腰が痛くなってしまいました。(>_<)
今回の展示は本物の鳥獣戯画を観る貴重な機会では
ありますが
待ち時間が非常に過酷なので
体調に不安のある方などは無理しない方がいいし
本だったら朝日新聞の通販で買えるようですよ。(^-^)



