20数年前のクリスマスのこと。
私は初めてスウェーデンの地を訪れ、
スウェーデンでも北の方にある、
ウメオという大学の街に1週間滞在しました。
その時、生まれて初めて本物の
バイキング料理(北欧のクリスマス料理)
を味わい、めちゃくちゃ感動したのを覚えてます。
何もかも珍しくて、それに何より美味しかった
たった一つを除いて。
その一つとは・・・
リュート フィスク(灰汁魚の意味)
という白身魚(タラ)のお料理です。
だから思い切り大きな一口をいただいたのだけど、
(私、今も昔も魚大好きなので)
その瞬間、バケツに顔をつっこみたくなりました
だってあまりのマズさにどうしてもノドを通らない・・・・
でも、周りの大勢の私を歓迎してくれている
スウェーデン人を傷つけたくないし・・・
でも結局モゴモゴしながら
トイレへバタバタと駆け込んでしまいました。
後であやまったけど、
とっても恥ずかしかったなぁ
なぜこんなにマズく(もとい)
クセのある味になってしまうかと調べたところ、
タラ科の魚を乾燥させ、
ソーダと消石灰水に漬けて戻すらしい。
「ソーダ・・・って炭酸の?
石灰水?なんだ?」
と、
私には理解不能な処理方法でした。
でも、ホントにものすごい味になっちゃうのは確か!
それ以来、スーパーで売られている
「リュート・フィスク」
というパッケージを見るだけで怖ろしく、
近づくこともできない小心者の私です。