以前、
「8月はザリガニパーティーの季節!」
とご紹介しましたよね?
でも、もう一つ8月に解禁となるもの・・・
それは、
シュール・ストレンミング(酸っぱい魚:の意味)
と呼ばれるニシンの缶詰です。
ザリガニはスウェーデン中部(ダーラナ地方)より北では繁殖しないので、
北部の人たちの間ではザリガニの代わりにこの缶詰を食べる習慣があります。
8月の第三木曜日から店頭で販売されるようになります。
それはバルト海産の小型のニシンを長期間塩漬けにして、
酸っぱくなる醗酵が始まった頃、缶に詰めたもの。
なので、どういう状態になるか想像していただけますか?
店頭に並ぶ頃は、中からの圧力でパンパンに膨れていて、
「これ、いきなり爆発とかしない?」
と、初心者マークの私はいつもドキドキしながら缶詰を見ます(笑)
(写真は販売日のあと、アップしまーす)
この魚、本当にくさい!
なので缶詰オープンの時は、完全防備でいどみます。
マスク、アイゴーグル、ビニール手袋、エプロン、
そして忘れてならないのは、
バケツ一杯の水
です。
なぜって?
缶詰を開けた瞬間にピューと飛び出す汁が最もくさいので、
バケツの水の中で缶詰をオープンするのです。
そうすると、ある程度水で中和?されるので、
普通に呼吸できる環境で食事ができますヘ(゚∀゚*)ノ
この魚を食べるときは必ず
北部のパンで薄くて白いパンに、
じゃがいもと玉ねぎのスライスをのっけて、
クルクルとロール状にして、
いただきます。
そうすると、とーってもおいしいんですよ
やっぱりくさいものって美味ですよね(°∀°)b
今日は世界一くさいお魚のお話しでしたー