【黒味噌らーめん 750円 + 半熟煮玉子 100円】
ある日おじいさんが畑へ出かけると、見たこともないような大きな太ももが生えていました。
これはラッキー!
早速抜こうと頑張りました。
「よっこらしょ・・どっこいしょ!」
しかし太ももは抜けません。
そこで助けを求めて、家にいるおばあ・・・・おっと、おばあさんにバレては大変。
せっかくの太ももが取りあげられてしまうかもしれません。
そこで口の堅い犬、口の堅い猫、口の堅いねずみを呼んできました。
彼らなら安心。
秘密は命に代えても守る、熱いヤツらです。
心強い3人と共に力を合わせ。
「よっこらしょ~~どっこいしょ!!」
それでも太ももは抜けません。
すると彼らは言いました。
犬:「おじいさん、アレだわん!」
猫:「おじいさんならできるにゃー」
ねずみ:「だっておじいさんはゴッドなんだからちゅー」
おじい:「それじゃあ久し振りに・・・」
おじいさんは指を熊手のように大きく広げ、ゆっくり優しく太ももにタッチ。
そのまま円を描くような要領で、さらさら・・ゆるゆる・・と触るか触らないかのギリギリのラインで撫で始めました。
それはそれはいやらしく、ネチっこく、撫で始めました。
太ももびっくり!
お・・おじいさん・・スゴい!!
こんなテクニック初めて!
まさか、これが噂に名高い「ゴッドハンド」なの??
老獪なおじいさんの指使いは絶妙。
実はおじいさん、若い頃は結構遊んでいたのです。
次第に汗ばんでいく太もも。
肌は赤味を帯び。
自然と熱い吐息が漏れ始め。
もはや陥落寸前・・・ああ・・もうこれ以上無理ぃぃぃ!!!
「ずぼっ!!」
ついに太ももは抜けました。
こうしておじいさんは大好物の太ももを無事ゲットし。
死ぬまで太もも三昧の幸せな毎日を送ったのでした。
めでたし。めでたし。
いかがでしたか?
夢いっぱいの日本の童話。
やっぱり持つべきものは口の堅い友達ですね(笑)。
次回は「太ももコロコロ」のお話です。
どうぞお楽しみに!
ちなみにこのお話。
正しくは日本じゃなくてロシア民話らしい。
どうでもいい??(笑)
寒空の中、大河へ。
この店の行列はいつもの事なので、少しでも前に並ぼうと開店15分前にお店へ。
と、先待ちたったの二人。
あり?
雪がばっさばさ降ってる日だったのでね。
皆さん出足が悪いようで。
そのまま凍えながら開店待ち。
時間ぴったりにお店が解放され、逃げ込むように店内へ。
すかさず”黒味噌らーめん”をオーダー。
寒い中頑張ったし、ご褒美の(←?)玉子も付ける。
珍しく大盛りオーダーじゃないのは、単に注文取りに来たおねーちゃんのミスです。
わたしゃ大盛りで頼んだはずなのになぜか普通盛りで出てきました。
大盛りで食いたかったのになー・・。
それでは鬼さぶブルブルの大河にて。
悪のブラック味噌らーめん。
いっただくよー!
スープは深黒。
液温あちちのちー。
この黒はイカスミによるものなのですが。
あのイカスミ特有の生臭さはまるでなし。
味噌の心地良い香味がふわ~んと鼻を撫でる。
味わいもがっつり味噌。
甘旨い味噌の味が優しく、そして程良いボリューム感でゆるゆると伸びる。
味噌ラーメンにありがちな過剰な塩のニュアンスはなく。
アタックからアフターまで滑らか、そして柔らか。
麺は太麺。
茹で加減普通。
跳ねるね、この麺。
すすり上げるたびに、麺が唇の間をぷるっぷる踊る。
リズミカルに跳ね回る躍動感がタマンネ!
その一方で押し沈むような重量感。
太麺なんでね。
小麦の味が塊になって舌に落ちてくる。
甘旨い味噌スープを吸い込みながら膨らんでいく小麦の味が。
これまたタマンネ!
チャーシューはサイズ普通、厚みやや厚め。
レアに仕立てられたチャーシューは粘り豊か。
しっとり吸い付くような歯触り。
肉質ジューシー。
冷たく透き通った肉の味が、真水のような純度感で流れ出す。
脳天の先までぴっと研ぎ澄まされるようなみずみずしさ!
ご褒美煮玉子。
黄身の具合はとろ~りゼリー状。
甘みがみっちりと濃縮され。
贅沢~に舌を舐めていく。
味噌スープとの融合感が実によく。
味噌+玉子のうま味の溶け合いが、味の濃密感をさらに高めていく。
最後はブラック味噌スープを飲む。
もーとにかく寒くてしゃーなかったので。
あっちっちーのスープを最後の一滴まで飲む。
体に中に熱を入れまくるー!!
終丼。
大河の黒味噌らーめん。
寒い中頑張った甲斐のある美味しーラーメンでした。
うんめぇ~余韻に浸りながら。
体も心もぽかぽかにして店を去る。
ごちそうさま。
そして家に帰り。
光り輝くメローイエロータイム。
画像は自粛(笑)。