およそ1年振り。
まさかこのタイミングで再訪できるとは思わなかった。


「…じゃあ別の店にしますか?」

感動の意味で上記旨を伝えたところ、気心知れた友人(でありそういえば恩師)はサバけてこう返してきた。



待ってくれよ!
行きたいよ!ここでいいってば!!
いや、前回一緒に行った友人(奇遇にも、この恩師から、同じ空間で学んだ同期)とも、再訪したいなと過去1舌鼓を打っていたものの、1年間再訪していなかったのだ。


何故って、


東京に美味しい店が溢れ狂いすぎているからだ。
あと一千年生きても行ききれない。リピートと新規開拓の狭間でいつも苦しんでいる。



なので、ラッキー( ◠‿◠ )




チーズコロッケ、なぁんてサラリと言われても、そんじょのチーズ入りコロッケと一緒だとは思わない。

パルメジャーノレッジャーノの雪。







パンコントマテと生ハム。

これ、前回も同じコースを食べて2番目に感動したやつ!ガリッガリのパンコントマテに生ハムを乗せて。うますぎる。

生ハムもピンキリだよな。

アルテレーゴ、笠井の生ハムは秀逸だったが、こちらもさすが。









ヴィシソワーズに魚…(最悪だ、既に失念)…斬新な組み合わせながら実に合っている。

何よりオリーブオイルが美味い美味すぎる。







いかぽっぽ…(って、東北かどこかの名産であったよな。いかに米入った。デパ地下催事であれやってるとやたらいか臭い)…ではなく、まさかのいかにかぼちゃ!!何という組み合わせ、再び!



これがまたとんでもなく美味い。

このかぼちゃソースはどうなってこうなっているのだ…かぼちゃ特有のざらざらぼってり感はなく、ちゃんとソースであり、オリーブオイルと見事に調和している。


確か昨年は栗だった。あれもすごかったな。





そして、こちらの1番の目玉であり、毎日でも食べたい、とんでもないやつがこれ!





相変わらず、というか記憶よりやばかった。






あぁ!!





各地でカツサンドの類は堪能してきた。タマゴカツも然り、ビーフカツサンドも激しくピンキリだが、ここまですごいのは初めて。

ちなみに、かなり粒の大きいこの粒マスタード、酸っぱくなるだけで要らないのでは?と今回思ったが、口に運んで本当に分かった。



要る!!



というか、これはカツなのか?

完全なるレアに近い牛がソースと絡まってそしてザクザクのパンに惜しげもなく挟まっているが、衣をあまりというか全く感じなかった。

劣悪な店が肉質の良さをごまかすの反対で、最大限肉を味わうためなのか、僕が馬鹿舌で気づかなかったのか…近く再訪するしかないではないか。







そしてこちら、さらに肉が続くのだ。

それもまた果てしなくいい肉が出てくる。

各店で得意分野ってあると思うが、こちらはやはり肉がうまい。





バルサミコって、ともすれば酸っぱみが抜けず独特な風味になりがちだが、言わずもがなこちらのそれは濃厚で癖なし。

何より肉が蕩ける…カルビほどサシが入りまくっているが全くもたれない。




ちなみに前回は友人と2人だったからか?(今回は後輩と3人)大皿で出されたのだが、肉の量がめちゃくちゃ多かった。

だからかな、ほぼ飲んでいないのもあるが今回は解散した後も腹パンもたれ感ゼロだった。

腹八分目は身体に良い。




デザート2皿出てくるのも嬉しい。

ブランマンジェなんてどこも一緒でしょ?ゼラチンぽさ全開ブリンブリンで!という概念を覆す。

下の方がまた違う層になっていたが、その部分が異常なうまさだった。聞けばよかったー。ヘーゼルナッツ?







コーヒーと、








焦げ切った、これぞ!王道のバスクチーズケーキ。しっかり固い表面と、フォークを入れると溢れ出しそうな真ん中の部分。




ちなみにこれが昨年。

比較してみてほしい。



ありがとう。とんでもなくスペインに行きたくなった。ごちそうさま。




こちらも、誰とでもは来れないな。

しかし、美味しいものを食べた時、その店その店、一緒に行きたい人の顔が浮かぶ僕は幸せである。