東京近郊の観光地って、千葉や埼玉や群馬栃木茨城山梨にもたくさんあるんだろうけど、やっぱり僕は神奈川静岡が好きで。



海が見えて、江ノ島茅ヶ崎から熱海伊東にかけて全く昭和が抜けていない感じがたまらない。




日帰りでも旅行したなぁぁぁぁって気分になる。








観光地だからこその、お屋敷風広々店構え。




砂場って名前の蕎麦屋、東京にもめちゃくちゃあるよね。

更科的に蕎麦屋に元は暖簾分けなのかな。

ちなみに更科は、麻布十番界隈にある総本家更科、更科堀井、更科本店と、それぞれ己が本家と主張し骨肉の争いとのこと。そこは肉まんの目黒五十番と神楽坂五十番(神楽坂にも二店舗ある)と同じだね。

一方の砂場は、店舗がありすぎるから愛憎も分散してそう。






もちろん「そこんとこどうですか?」と店で聞いたりはしていない。

こんにゃく田楽。




ゆがいたこんにゃくにそのまま味噌だれつけた感じで、まぁ普通に。




ちょっと豪華め。

これは親友の分。ボリューミー!







手前が僕の天ぷら(特上にしたら海老2尾)御前。寒いの極度に苦手なので冬はあったかい蕎麦一択!







まいたけ、とうもろこし、茄子、大葉、キス、パプリカ、さつまいも、銀杏と盛りだくさん。







腹が減っていたのもあり、わしわしと食べた。

天ぷら蕎麦は、つゆに浸すのもいいし塩もいいけど、蕎麦にぽしゃんと入れて少しふやかすのも好きだ。







天ぷらがある分、シンプルな蕎麦。

程よくコシがあるが、僕的にはもう少し固めでもよかった。

しかし、かなりのボリューム。




食べ終えそうな頃、ふと親友が

「あれ?天つゆがない。これ…は、蕎麦つゆ?あれ?」と零した。


僕はすかさず「え、天つゆないじゃん!大根おろしで食べるの美味しいのに。今店員さん呼ぶよ。すみませ…」と声をあげかけた。


すると親友、

「いいよ、呼ばなくて。どっちでもいいもの。それに、呼んで間違い指摘して、誰も得をしないじゃない。スタッフのおばちゃんが申し訳ない気持ちになって謝らせてしまうだけで。もちろん、指摘してあげることで、今後の仕事にプラスになる場合もあるだろうからケースバイケースだけどね。あ、朝定食で納豆つけ忘れたとかなら言うよ?だって、納豆食べたいもん笑」



…僕なら、どっちでもよくても間違いを指摘してしまうよ。そこまで考えていなかったし、そんな優しさ持ち合わせていなかったよ。


飲食店でモヤモヤして何か言いたくなった時は、この親友の言葉を思い出そう。優しさに欠ける僕に真似できるか分からないけど。