今日聴いたことで考えてみたことを綴ってみたいと思います。
まずは要約。
人間というものは、成長すると必ずエゴを持つものである。
生まれたばかりの赤ちゃんには自分と他人との区別もつかないけれども、成長とともに、自分と他人との区別がつくようになってくる。
そうすると、他人のいろいろなエゴに振り回されて、迷わされるようになるのですね。
じゃ、エゴとは?
それは、自分が心地よいと感じるものを得るためや、あるものが欲しいという状態を満たすためにはからうこと。
みんながそれぞれエゴを持っています。
それが混在している中でみんなが生きているのです。
そう考えると他人のエゴばかりで押し倒されそうですね。
実はいちばん厄介なのが、自分自身のエゴ。
最近よく聞くことで、
「自分だけの強み」
「私だけができること」
「人と違って秀でていること」
などを探すことがワークになっていますね。
起業しようと考えた時に、コンサルなどでよく課されることだったりしませんか?
実はこの「私が人より優れていること」や、「私だけが特別にできること」
などを探そうとするから苦しむのです。
なぜなら、それは自分自身のエゴというものをより強く意識させられることになるから。
だと私は思います。
私にはできて他人には私ほど良くできない。
そんな風に考えるのはすごく傲った考え方だと思うのです。
他人からの影響に押し倒されそう。
自分が何者なのかもわからなくなってしまう。
そんな風に苦しい自分探しをしてから何か大成しようとするからなかなか始められないのですね。
「わらしべ長者」からの教えにあるように、最初から何もジャッジせず、ただその時つかんだものが次につながっていくというもの。
世の中の多くの成功者は、初めから何が得意であって、何者であったかなんて考えてた人はいないのです。
あるタイミングで何かを手にして、その時はそんなものと思ったことでも、それが後から考えてみたら素晴らしいきっかけになったりするものですね。
何をやりたいのか?
自分は何者であるのか?
人より得意なことって何?
そんなことを考えさせられて苦しくなった時は無理やり答えを出そうとするのはやめましょう。
その時の直感で、いいな!好きだな!と感じたことをやってみる。
誰かに影響されても、その影響が自分にとっていいな〜!と感じたことだったら、少し流れに任せてみる。
そんなことも大事で、そこから本気で打ち込めることに出会ったりするものです。
私も、今やっていることが初めから得意だったことでもなんでもないな〜と思います。
直感でつかんだもの。
好きだな〜!と思って気になるもの。
追いかけてしまうもの。
こういうのが大事だったりします。
結局は探さなくてもその時出会ったものを大切にしていると、そのうちに道が拓けてくるものだな〜と思います。