巣籠りメンテナンスデー その2 | 月刊ピコバス

月刊ピコバス

月刊程度は頑張ります

ハンドルが逆転するようになってしまったモラム3600Cですが、手頃な中古があったので買ってみました。

 

 

 

右が新規購入分で、左の現行使用機のギアユニットのみを入れ替える算段です。

 

 

 

・・・だったのですが、どうせ入れ替えるのであれば今のやつが再起不能になっても構わないということで、インスタントアンチリバース(IAR)部を再度いじってみることに。

 

 

 

どこのメーカーの謳い文句も 「触るな危険」 のIARで、どんな構造なのかどんなオイルが使われているかもよく分かりませんが、とりあえずはパーツクリーナーで徹底洗浄。

 

 

 

 

ギトギトのグリス?オイル?が浮いてきます・・・。

 

 

 

IARの軸受け部はリールからは外せないようなので、リールのカバーごとグルグル回しつつ、ひっくり返しつつ、ローラー部をピンセットでコジりつつ、徹底洗浄。

 

 

 

綺麗になったら構造が分かってきました。

 

 

軸受け部にぐるりとローラーベアリングが入っているのですが、ローラー毎に樹脂の爪?のようなもので片方向だけにローラーが動くようになっており、これで逆転防止になっているようです。

 

こりゃベタついていたらローラーが変な位置のまま止まってしまい、逆転防止も効かないよなぁ、と納得。

 

 

 

この構造であれば、グリスでなく低粘度オイルで良いように思えたので、毎度のIOS-01を差してみました。

 

 

 

出来ればもっと粘度の高いIOS-02の方が良さそうです。

 

 

後はシャフトの周辺にグリスを塗って、水の侵入を防止。

 

 

洗浄前はオイルが乳化したような感じだったので、ここに水が入るとマズそうです。

 

 

 

 

で、組み上げてみたところ、きちんとIARが効くようになりました。今のところ、ではありますが・・・。

 

 

 

結局、入替用に買ったやつは何だったんだ?って感じで、そもそも買う前に再整備してみれば良かったんですが、まぁイザという時の予備機ってことで無理やり納得。

 

 

 

 

 

 

 

 

モラムシリーズは20年くらい前の機種であり、この時代のリールはスプールが深溝で無駄に糸巻き量が多いです。

 

遅まきながら、ラインを含めたスプール重量が非常に重要と気付いてきて、ルールの入れ替え機を物色する時にシャロースプールも探してみたのですが、さすがにどこも在庫無し・・・。

 

 

 

で、なんとか総重量を軽くすべく、下糸を軽そうなPEラインに交換してみることに。

 

 

ナイロンの下糸とスプールで17g。

 

 

 

 

 

これをPEラインに交換してみたところ・・・。

 

 

 

あれ?大して変わらんな・・・。

 

 

わざわざ下糸用にぶっといPEを買ってきたのですが、もうちょっと軽くなって欲しかった・・・。