葉山 森戸海岸
ALOHA!
得意を伸ばすか?苦手を克服するか?
よくあるテーマですが、どちらもやってみた感想を述べたいと思います。
ズバリ、得意なことから
●ロミロミ
ロミロミは、私の得意分野です。ロミロミというより、昔からマッサージが得意でした。
ロミロミを始めるもっと前、ヨガを習っていましたが、その教室ではヨガ終わりに二人一組になり、ちょっとしたマッサージをする時間があるのですが、そのたった5分のマッサージの時、
「あなた上手いわね!」と、おばさまの中で評判になり、教室に入るとさりげなくみんな私の隣に場所を取ろうとする様になりました。
得意分野なので褒められてもなぜか「そりゃ、当たり前じゃーん!」と思っていて、別段嬉しいとも思っていなかったです。しかし、その経験はロミロミをスタートさせる大きなきっかけとなりました。
●話を聞く
子どもを産んでからなのですが、特にママ友という様なグループにあまり属さなかったのが逆に魅力的だったのか?、よく、いきなり「ちょっと一緒にお茶しましょう!」と誘われては、人間関係の相談をされました。しかし、一緒に誰かのグチを言うのはイヤなので、結果自然とカウンセリング型式になっていました。その「ちょっとお茶を…」の約束は、平日週3回を超え、終いには私の鎌倉の自宅にみんなお茶を個人的にしに来る様になりました。
ママ友たちは、毎回誰もが結構な高級なお菓子を持って来てくれて、週3回ケーキを食べながらカウンセリングをする様になり、それが続くと「またケーキか。。オェ〜…」と贅沢な心の叫びが聞こえてきて、
これはもう、仕事として請け負わないと自分が持たん!と思う様になり、ロミロミをするとい名目のもと、人を家に呼ぶ様になりました。
これが自宅サロンのスタートです。
ロミロミをするきっかけは、他にも沢山ありましたが…。
天職というのは、自分の意思でスタートさせるというより、そうなるべく兆候が自然と出来上がって行くことなのだと感じます。仕事の方から勝手に舞い込むのです。非常に楽だし、楽しいです。
その他、物を作ることが得意です。
では、
苦手なこと は…
今やっていることの中では、
実は、フラ です。
フラも、長いハワイ語を覚えるオリも、今は意気揚々とやっていますが、本当にスペシャル苦手です。
・・・というか、そもそもダンスが好きか?と言われると、どちらと言うと見るのは好きだけど、自分が踊るのはそんなに好きじゃないのです。
ではなぜフラをやっているのか??
それは、「知りたい!」からです。
古代のHawai'iの人たちが脈々と伝えて来たHawai'iの秘密がフラには沢山あります。もし、日本にも座学オンリーのフラ学というものが大学などにあれば、私はそちらを選んだでしょう。
しかし、フラを学ぶには、やはり踊らないというのはまず無いです。なので、踊ることで神話や古代Hawai'iの景色や心情を知ろう!としています。
つまり、苦手なのにナゼか好き…という困りもののケースですね。
さて、苦手なことにチャレンジした結果、どうなったかというと・・・
「生きている」という実感を得るのは、この、苦手なことをやって、それがやれる様になった時の方が何倍も大きかったのです。
今でもフラを覚えることに苦心してますが、そうなるとやはり人一倍の努力をする訳です。努力しても、到底才能のある人と同じ様にはなれません。
しかし、人と比べるのではなく、自分の中で苦手なことが「出来る様になった!」というのは、とてつも無い喜びを私は感じることが出来ました。
だから、出来るまでが苦しいので何度も辞めようと思ったのですが、出来た時の快感が麻薬的な依存を生み、変な表現ですが、またやりたくなってしまい、辞めずに今に至ります。
苦手を克服…というか、苦手なことを何年も続けた結果、何が起きたかというと、
自分が出会えなかったであろう世界観と出会うことが出来ました。そして、「仲間」とか「友達」という群れが苦手でいつも1人でいる自分に、
同じ様に決してダンス好き!では無いけれど、フラというものに惹かれている…不思議な人たちが集まって来ました。
苦手分野のものというのは、自然にしてたら自分も練習しないし人も集まりません。だから、「こういう事を私はしたい!」と、強烈なアピールをすることで自分を奮い立たせ、そして仲間が集まった感があります。
つまり、苦手なことを頑張ったら、その他の苦手なことも一緒に克服出来た!という奇跡を味わいました。
何かに向かって人よりも努力をしないと行けないので、その努力しているという波動に、沢山のギフトがくっついて来る感じです。
わざわざ苦手なことを頑張るのは、今風な生き方では無いし、スマートではありません。
しかし、もっと考えてみたら・・・
得意だと思っているロミロミも、ある意味では苦手分野だったかも知れません。
そもそも、私は人見知りで人と接触するのが非常に苦手です。今も、(SNSのUPとは裏腹ですが(⌒-⌒; )SNSではいつも人と居ますからね!)
苦手ではあるけれど、でも人と一緒にいる楽しさも知っています。
でも、一日に4〜5時間が限度、基本はやはり1人がいいです。
本当に本当に好きなことは、一人でコツコツと物を作ることです。
多分1番好きな編み物や機織りは、やったら止まらなくなる恐怖があり、仕事が出来なくなるから今は封印しています。
じゃあ、全部苦手なことをやってるのですね・・・と言われると、私の場合、そうなのかも知れません。
ただ、実感として言えるのは、この二つです。
得意な事を伸ばすというのは、資本主義の理にかなっています。楽に稼ぐということが良い…と考えるなら、楽な方が良いに決まってるからです。
しかし、困るのは・・・
苦手だけど、なんかこれが好き!、なんか気になる!という場合です。
苦手なのに好きって、一体どんな心理なんですかね???。
私の場合は、苦手だけど、その奥に何かある!と直感で感じるとどうしても「知りたい」となる、そこなのです。
そういうパターンこそ、神の存在や宇宙の手招きを感じます。
ただ人に褒められたい、お金を稼ぎたい!というだけなら得意なことだけをやっていればいいのですが、そういう人生には、いつか人は飽きてしまうのです。自分も、そして他人も。
そうじゃ無く、何かしらの障害があり、それをどうにか越えようとしてる自分には、
目に見えない大きな何かが私をその世界に誘っている…
それは、間違いない!と思います。
ここまで来ると、得意でも苦手でもどちらでも良いので、気になることに突き進むことで、自分という存在が非常に輝くと言えます。
これは、見えない何かに引っ張られている訳ですね。
そして、苦手なことを続けると、自分の中で見ようとしなかった弱い部分が照らされます。
しかしそれを続ける場合、弱い所をどうにかしないと続けられません。そこで余りに無理をするのはオススメしませんが、なんらかの助けや愛によって人から支えられた場合、その助けてくれた天使は神の遣いなので、有り難くその親切を受け取ります。
こうして、苦しいながらも、どうにか続くということ自体が、神や宇宙が私の方向性を知らせてる…と感じるので、頑張って進んで行ったら・・・私には、
怖いことが、ほぼ無くなった…
という境地に来ました。
苦手なことをすることで、照らされた弱い部分をどうにかして来たからだと思います。
結論として、
お金儲けやストレスフリーな生活を目指すなら、得意なことを伸ばせばそれで良いと思います。
そうではなく、生きてて楽しい‼︎という強い幸福感を得たい場合は、苦手克服コースを私はオススメします。
どちらも経験した私は、
得意なことで自分の生活基盤を整え、
苦手克服コースでは、強い喜びや満足感を得ている…
のでは無いかと分析します。
10代20代で、マーフィーの法則や船井幸雄、松下幸之助などの自己啓発本をよく読んでいた頃は、「得意を伸ばす!の一択!」と彼らの言うことが正論と思い込んでいた私ですが、
今思えば、単に彼らは経済界で成功しただけの人たちです。
お金儲けの天才は、合理的で効率的なことが善!と解きますが、
こうして基盤が整った今となっては、
人生の目的は、「楽しいこと」と考える今は、私は彼らとは違った価値観を持つ様になっていました。
ぜひ、苦手だけど、なんかどうしても好き!、気になる!と思うことを追求してみてください。
それこそが、自分の人生の時間を使うべきことである可能性が高いです。
なぜなら、「苦手なのに好きなもの」に突き進むと、いつかとんでもない不思議な幸せを感じる瞬間に出会えるからです。
me ke aloha!