落語会 | 目からウロコの異文化交流

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―日本語教師のつれづれ日記―

昨日は節分で夫と近所の氷川神社の豆まきに行く予定でしたが、それを取り止め急遽私一人で落語会に行くことに。

 

よって、昼ご飯に恵方巻をいただきました。

私が短いのにかぶりついたのは、落語会の後で宴会の予定があリましてウインク

 

以前、夏季集中講座でボロニア大学の学生さんたちを教えるキッカケを作って下さったFさんが企画した落語会です。

瀧川鯉昇さんを招いて年2回続けること約10年、昨日は19回目でした。

 

観客はFさんの知り合い、そしてその知り合い、そのまた知り合いみたいな。

場所は高田馬場「ばばん場」の3階です。

 

30名ほどの椅子席がある一室に急ごしらえの寄席です。

鯉昇師匠は71歳、なんと出身地が浜松市なんです。

私の生まれ育った掛川でも落語会をやっていらっしゃると聞いてビックリ。

 

まずは鯉昇師匠の「武助馬」で大笑い。

 

それから活動弁士の坂本頼光さんのパフォーマンスで、ご本人が小型プロジェクターを持って登場。

 

その昔、無声映画時代には徳川夢声のような活動弁士は多くいましたが、現在は20人のみだと。

いや、いや、今だにいるのが不思議だってもんです。

 

初めて観ましたが、かなり面白い。

昭和7年製作「國士無双」の一部を上映しながら、セリフやナレーションを頼光さん一人でこなします。

 

この映画には、初々しい片岡千恵蔵、当時15歳の山田五十鈴、そして伴淳三郎も出演。

でも、頼光さんのお歳だったらリアルタイムで彼らを知っているとは思いませんけどねウインク

 

そして、明治3年にフランスで製作された「赤ずきんちゃん」が傑作でした。

スペイン語の字幕がついているという無声映画は、かなりプリミティブで雑な作り。

 

当時としては精一杯だったと思いますが、かなり笑えます。

弁士の熱演と相まって大爆笑爆  笑

 

その後に再登場した鯉昇師匠の「宿屋の富」にもお腹を抱えて笑いました。

それが終わったら、お待ちかねの宴会です。

 

お料理は美味しくいただきました。

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着替えを済ませた鯉昇師匠と坂本頼光さんも合流。

 

Fさんからの差し入れは1.5リットルのイタリア産スパークリングワイン。

高級日本酒の差し入れも次々と回ってきて、その都度飲むもんだから少々酔っ払っちゃいました。

 
落語会には常連産がが多いのですが、初参加の人に配られたブックカバー。

 

その後の二次会ではベルギービールを飲みました。

大いに笑って、大いに飲んで、楽しい一日でした。