英国議会 | 目からウロコの異文化交流

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―日本語教師のつれづれ日記―


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このところイギリス議会ではEU離脱を巡って混迷を極めています。

 

毎日のようにメイ首相が下院議会で答弁している場面を見ます。

政治情勢についての解説は専門家にお任せしましょうウィンク

 

私がやけに気になるのは、英国議会の議場がものすごく狭いこと。

今や日本の地方自治体の議場だって、もっと広いです。

 

議員たちは緑色の長椅子にぎゅうぎゅう詰め、議員の前には名札もない。

資料は手に持つか、膝の上です。

 

それに隣の人がやたら近くて、あれじゃ肘なんかすぐ当たっちゃいますよね。

居心地は決していいものじゃないと思います。

 

それに比べて日本の議場は何と広くて立派なんでしょうか。

議員席がきちんと決められ、一人一人の名札が置かれ、前には書類などの資料を置くスペースもあります。

 

椅子だって一人用で、踏ん反り返ることもできるし、居眠りだってできちゃう。

現にそんな場面がよくテレビ画面に映し出されますが、ホント腹立つわ〜むかっ

 

議会政治の発祥の地であるイギリスなのに、あの狭さ!!

左右に与党と野党がそれぞれ陣取るので、対決姿勢が可視化されて分かりやすい。

 

最前列に引かれた赤いラインを超えて反対側の陣内に入ってはならない、というのが昔からのルール。

生卵を持ち込み相手陣内に投げた議員がいた、とイギリス人に聞いたことがあります。

 

なぜイギリス議会場はこんなに狭いのか腕組み

あの狭い議場で与野党が至近距離で睨み合えば、自然と緊張感が生まれ議論は白熱することでしょう。

 

そのために狭いのだという説もありますが、どうやらそれは後付けで、本当は歴史的背景によるものらしい。

こちらイギリスの国会があるウェストミンスター宮殿、通称ビッグベン


本来は国王の住居ですが、ここで貴族院とは別に庶民たち(といっても騎士やブルジョワ)による話し合いが行われました。

これが下院の前身となりますが、専用の部屋はなく話し合いで使った一室がそのまま下院の議場になったとのこと。

 

初めから議場として作られたわけではなかったから狭いんですね。

当時は議員数が少なかったため広さは十分だったそうです。


その後、時代とともに下院の議員数が増えていきましたが、そのまま使い続けています。
今じゃ、議員全員が出席すると立ち見(?)だそうです。

 

もっと広くするという発想はないのでしょうね。

「議会政治の母」であるイギリスの誇りでしょうか。

 

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