当日は朝小雨でしたが、
観察会がはじまると曇りとなり、
緑が映え、紅葉も見られ、
水元公園はとても気持ちがよく
自然観察会を楽しむことができました。
今回は、メンバーでもある佐久間さんの案内で
水元公園グリーンプラザ周辺の
自然観察を行いました。
まずは、グリーンプラザ前。
この場所では、ヒガンバナの葉とスイセンの葉の違いを見ました。
同じように細長い葉ですが、
中に白い筋が入っている方がヒガンバナの葉です。
また、葉っぱの手品と言って、
葉っぱを切っても空中に浮いて落ちない?
実は、葉っぱの維管束(水分を送る管)が、
切れずにつながっているためです。
よく見ると維管束が見えます。
広葉樹の葉は、寒さに耐えるため葉を落とし、
針葉樹の葉は、針やとげのようで、
葉の裏に気孔が埋まっていて、
寒さや乾燥から身を守っている性質があることを伺いました。
さらに、子ども達が色々な形に興味が持てる様に、
イチョウの葉やマツの葉、シイの実などを使っての
遊びなど、楽しい話も伺いました。
マツの葉は、砂糖水に入れるとサイダーになるそうです。
葉に付着している細菌が
炭酸ガスを発生させるためらしいです。
マテバシイの名前の由来は、
どんぐりがマテ貝に似ていることからついたのが
定説とされているようです。
ヤツデ(八手)は、葉が大きく切れ込んでいます。
八手と書くから、8枚の切れ込みがあるのかなぁ~って思いますが、
実は、9枚が多いそうです。
ヤブカラシは、藪を覆って枯らすほど
勢いが強いところからついた名前だそうです。
切れ込みが深くなり、5枚の小葉で、
1枚の葉が形成されています。
カツラの木の葉は、ハートの形。
においは綿菓子のようなあまくとてもよい香りがします。
途中、カマキリの卵や
アズマモグラの穴も見ることができました。
グリーンプラザ横に、竹のゾーンがあります。
竹と笹の違いも伺いました。
皮があれば笹、なければ竹だそうです。
竹は木であり草でもあるそうです。
ナンテンも見つけました。
「ナンをテンじて福となす」
というコトワザとして、
災いから難を逃れることができるという縁起物です。
ムクロジの木の実は、羽子板の玉になるそうですが、
今回は見つけられず。
他にもたくさん観察ができました。
最後にティータイム。美味しかった!
◆メモ◆
開催:かつしか自然観察グループ(メジロの会)主催
テーマ:秋の自然観察会
日時:2014年11月9日(日)10:00~12:00
天候:曇り
気温:14℃
場所:東京都立水元公園 グリーンプラザ周辺(葛飾区)
参加者:メジロの会メンバー(4名)
講師:佐久間さん(メジロの会)