ホークス豪快に散る。そして藤本博史監督退任 | ZGS(残塁グランドスラム)

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2019年6月にヤフーブログより移転しました(旧タイトルは「ホークス狂日記」)野球はホークス、サッカーはアビスパ、音楽はBOØWYとポール・マッカートニーが好きです。

 

ホークスの2023年シーズンが終わりました。

1勝1敗で迎えたCSファーストステージ第3戦、10回表に3点勝ち越して少なくともファイナルには行けそうと思ったら10回裏に4点取られてサヨナラ負け。いつぞやの「ボーリックナイト」を思い出しました。

元々首位オリックスに15ゲーム以上離された3位なのでここで敗退する事自体は仕方ないです。しかしながら先制され終始リードされて負けるならともかく、このような神懸かり的な大逆転サヨナラ負けを喫すると精神的になかなかきついものがあった人も多かったと思います。

 

10回裏の継投は個人的にはオスナ投手の回跨ぎで良かったと思いますが、首脳陣の判断で継投した事が裏目に出ました。同点3ランを打たれた津森投手、サヨナラ打を打たれた大津投手は心にも甚大なダメージを受けたでしょう。そして試合後に大津投手に寄り添う斉藤和巳コーチを見て2006年の札幌ドームのマウンドでうずくまる彼の姿を思い出しました。この二人にはもっとタフになってマウンドに戻って来て欲しいです。

 

 

そして試合後1時間で早くも藤本監督退任のリリースが出ました。早すぎます。せめて次の日まで待てんか?と思いました。監督交代が多いJリーグでもここまで早くはありません。球団としてはV逸の時点での既定路線だったのでしょう。

 

 

そして昨日の午後には退任会見が行われました。思えばこの2年間は

 

2022年・・・あと1勝できずに優勝を逃す

2023年・・・あと1勝できずにCS開催権がある2位を逃す。あと1イニングを守り切れずにCS敗退。

 

「あと1つ」というのが課題となった2年とも言えるでしょう。しかし球団が藤本さん1人にだけに責任を負わせるのは納得できません。確かに疑問符がつく采配があったのも事実です。しかしながら失敗続きのドラフト戦略、そして誰一人戦力にならなかった外国人野手。これはフロントの責任だと思います。三笠GM、永井編成本部長も相応の責任を負うべきだし、編成についても一から見直すべきです。

 

藤本さんについては2年間お疲れさまでしたと言いたいです。日本一になりまくった工藤さんの後任というのは大変な重圧だったと思います。しばらくはのんびり過ごしていただきたいです。

しかし球団は花束ぐらい渡せないもんですかね・・・。間違いなく藤本さんは功労者です。前日の退任発表のタイミングも含めてあまりにも冷たい対応だと感じました。

 

次期監督は小久保二軍監督の就任が有力なようですが、そちらについては正式発表を待ちたいと思います。