こんばんは。スーです。
前回の『丹羽さんの考える低水温』は、いかがでした
今回は、コマセ
【丹羽さん】
水温が低ければ、メジナが浅ダナまで上がってくることは少ない。そして、水深が浅い所の方が魚は浮いてこない。こういうことを想定して、コマセを作る。1日のコマセの量は、朝6時から14時まで釣りをするとして、オキアミ3枚と配合2袋が標準。
オキアミは細かく、押しムギには注意
オキアミは細かく潰す(刻む)。これは個々の体積を小さくして、早く、そして深くオキアミを入れるためだ。そして、注意しなければいけないのが配合エサに入っている押しムギ。大きな押しムギは、オキアミより深く沈下していくため、浮いているメジナを結果的に沈めてしまう。
昔は伊豆でも『3ヒロって言ったら、深いといわれていた』が、大きな押しムギの仕業で今はタナが竿2本~2本半なんてことも多い。深い所で待っていてもエサが落ちてくるならば、あえて浮くことなんてしない(メジナの習性を変えてしまったんだろうと思う)。
このように作ったコマセと、仕掛け(道糸1.85号、ハリス1.75号、丹羽ウキ0号、メタルクッション5号、パワースイベル10号、ハリ(ひねくれグレ5号)に頭を取ってハリにピッタリな付けエサ)が、だいたい同調して沈んでいく。
低水温期の方が、コマセを撒く回数は多くなる
メジナ釣りは、仕掛けとコマセを合わせることが大切(どこで、どのように、などの要素はあるけれど)。浅いタナでは、コマセと仕掛けは合わせやすい。けれども仕掛けは張りにくい。逆に深いタナでは、仕掛けは張り易いけれども、コマセとは合わせにくい。
だから、ウキの周りだけにコマセを撒くだけではなく、足下にコマセを入れる重要になる。そのコマセは、10投、20投先のコマセであって、深いタナで仕掛けと合う可能性を高めるもの。低水温期はエサ取りも少ないため、一度にドカッと撒く必要が少なく、その分小刻みに撒いて行く(=撒く回数が多くなる)。
※この記事は、丹羽さんへのインタビューを基に作成しています。
今後、加筆・修正が行われることもございますので、ご承知おきください。