はい。心霊系です。ヘ(°∀°ヘ)
苦手な方はご注意⚠️
前の記事で書いた知人とのエピソードです。
⦅私の傍に居るなにか⦆
ある日、日もすっかり暮れた夜
私は例の知人と電話で話をしていました。
話の内容は勿論、私の心霊系現象とその対策について。
私は自室で電話していました。
話の途中で知人が
「あのさ、今テレビつけてたり何かしながら電話してない?」
と聞かれました。
突然何を言い出すんだろうと思いつつ、私は
「いや、何もしてないよ?テレビもつけてないし、何もしてない。ベッドに腰掛けてじっとしてるけど?」
知人が黙ってしまいました。私は嫌な予感がして
「ん?どうしたの?」
と聞くと、知人は重い口を開いてこう言いました。
「…あのさ、電話し始めてからずっと電話の向こうからあなたのじゃない音だか声だかものすごい数の…聞こえるんだよ…今もね。」
私は声が出ず、背筋が凍りつきました。
恐る恐る、スマホを耳に当てたまま自室を見回すも
静かな、何一つおかしいところなど無い自室。
私が自室を見回す間も知人は
「ほら、今。音だか声がしてる。あなたはこれが聞こえないんだ?」
という始末。
パニックなりそうになりながらも私が
「…ちなみにどんな音…?」
と聞くと、知人は
「先ず1つが、鉄パイプみたいなのを、タイルとかコンクリみたいな固い床に擦り付けてる音。」
「もう1つがね…叫び声…みたいな。うめき声のような…。人なのかそもそも生き物なのかすら分からない声。数は分からないけど、たくさんなのは確か。ねぇ、本当に聞こえないんだ?」
私は絶句しながらも
「本当に聞こえてないよ…。私の部屋、畳だし。部屋にそんな音が鳴る物無いし、スマホ以外持ってない。本当に私以外誰も居ないし、静かなんだけど…。」
と返すと知人は呆れ笑いを交えながら
「…あなたに言うと可哀想だから、今まで言わなかったんだけどね。実は、あなたと今まで何回も電話してるじゃん?それのほとんど毎回、あなたの後ろだか周りから、声だの音だの聞こえてたんだ。」
とトドメを刺されました。
「私が、あなたの心霊系現象をどうにかしようとしてるのが、あなたと一緒に居る“ 何か”は相当気に食わないんだろうね。ちなみに、変な音だか声がするの、そういう話した時だもん。私、たぶん威嚇されてる。邪魔するなって。」
私はため息しか出ませんでした。
なんかすまんね。と軽く知人に謝られ、知人も対策を練り直したり、調べてみると言って電話は終わりました。
疲れ過ぎたのか、その晩はぐっすり寝ました。
翌日、ある時自宅の御手洗に行って事を済ませて
洗面台で手を洗って手を拭き終わった瞬間でした。
生き物なのかすら分からない大きな叫び声が、私の右耳元でこだましました。
私はあまりに突然のことで、その場に固まってしまいました。
知人が昨日電話で言っていたのは、これかもしれない。
そう思いました。
私の元には、想像を遥かに超えた“ 何か”が居る。
実感した瞬間でした。
~終~
まだまだエピソードはあります。
それはまた、次回👋