大徳寺聚光院での利休忌と道名授与式② | 日本文化って素晴らしい!~茶道・着付け教室in世田谷

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日本に生まれてヨカッタ!

皆様、こんにちはおねがい
前回ブログをアップしてから気づいたら早や1カ月も経ってしまってましたビックリマークガーン
なんだか忙しい1ヶ月で、すっかりブログをオサボリしてしまい、スミマセンあせるあせるあせる

さてさて、話の続きを。。。照れ
大徳寺聚光院で利休忌に出させていただいて、「和久傳 五」でお昼ご飯を食べた後、いよいよ武者小路千家の御家元へ。。。!!   
(詳しくは大徳寺聚光院での利休忌と道名授与式①をご覧くださいね音譜)


御家元の近くには、千家十職黒田正玄(くろだしょうげん)さん宅や中村宗哲(なかむらそうてつ)さん宅があります。

黒田正玄さんは千家十職の一つで、代々竹細工や柄杓などの竹の茶道具を作るお家。



中村宗哲さんも同じく、千家十職の一つで塗師(ぬし)のお家。塗師とは、
漆細工や漆器製造をする職人のことです。

この中村宗哲家と武者小路千家は、実は縁がとても深いのです。

千家は利休さんの孫・千宗旦の子供の代で、表千家裏千家武者小路千家の三千家に分かれます。

当初、宗旦の次男・一翁宗守(いちおうそうしゅ)は、千家を出て中村宗哲家の初代八兵衛の娘婿となり、塗師を営んでいました。その後、宗守が父・宗旦から官休庵(かんきゅうあん)(お茶室のこと)を譲り受け千家に戻り、武者小路千家を継ぐことになったのです。

去年銀座三越で開催された『茶の湯の継承 千家十職の軌跡』展でも、中村宗哲家の作品は武者小路千家から貸し出した物が多かったのは、そういう深い縁から、中村宗哲家の名品を武者小路千家が所蔵していたからかな、と思います。

今でも中村宗哲家は武者小路千家の隣にお住まいなのですニコニコ



御家元内の露地です。
関西の方はいろいろな機会に御家元に伺うチャンスがあるのですが、関東に住む私はなかなかそんなチャンスは無く、今回初めて御家元の中に入りましたキラキラ
感動ですっ笑い泣きキラキラキラキラキラキラ


道名授与式は、御家元御家元教授の皆様のご列席のもと、厳かに行われました。
御家元からは、「これがはじまり。新たな気持ちで、日本文化の茶の湯を伝えて欲しい」とのお言葉をいただき、御家元教授筆頭の先生からは「新しい名前をいただくことは、生まれかわること」と教えていただきました。
身の引き締まる思いですおねがい



道名は『妙泉(みょうせん)』となりましたキラキラ
武者小路千家では、男性は『宗』、女性は『妙』の字を頭につけたお名前をいただきます。これは、利休さんや茶道と関係の深い大徳寺の開山である『宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)(又は大燈国師ともいう)』のお名前から『宗』と『妙』の字をいただくとのことです。
自分で希望の名前をお願い出来ますが、最終的には御家元が字と読み方をお決めになります。

私は、母の日舞の名前が『藤間志泉』というので、そこから『泉』の字をもらい、『妙泉』でお願いしましたら、そのまま許可をいただきましたウインク


授与式の後は、御家元を囲んで同じ社中さん達と写真を撮らせていただきましたラブラブ
御家元から「また、京都へいらっしゃい」とお言葉をいただいて、有り難かったですキラキラ

今回利休忌道名授与式にださせていただいて、いただいたお名前に恥じぬように、これからますます精進しなければ、と心を新たにいたしましたキラキラ

お茶をさせていただいている事に感謝、素晴らしい先生についていることに感謝、共に精進させていただく仲間に感謝、ついてきてくださるお弟子さん達に感謝して、これからも一歩一歩進んでいきます。
このブログを読んでくださる皆様にも感謝です爆笑キラキラ
拙い文章ですが、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます嬉しいw!!

meisho